ロマネコンティとは?

ロマネコンティの歴史を紐解く前に知っておくべきことが、ロマネコンティとは何なのか?ということです。ワイン単体の名前でもありますが、ロマネコンティは畑の名前です。ヴォーヌロマネというブルゴーニュ地方にある、小さな村の一画にある畑であり、そこでは多くの生産者が畑を有しています。

AOCでいうと、ACヴォーヌロマネということになりますが、グランクリュに格付されている畑であり、尚かつDRC社が所有している畑で造られたブドウのワインが、あのロマネコンティとして売り出されているのです。

通常、ボルドーやカリフォルニアなどの大手のワイナリーであれば、数万ヘクタールを有しており、その生産本数も半端ではありません。ウン百万本という生産数を誇るワイナリーなどもあるなど、ブドウ畑の広さをウリにしている場所もあります。

しかし、DRC社が所有しているブドウ畑は、何と僅か1.8ヘクタールしかありません。そのため、年間で6000本という凄まじく少ない数しか生産できないのです。