ロマネコンティの歴史とは?

ロマネコンティの歴史について記述していきます。近年、ワインアドヴォケイトのロバートパーカーが高得点をつけたということで、一気に価格が高騰したシンデレラワインのようなものではなく、ロマネコンティは長い歴史を持っています。

その歴史は、何と2000年を超えており、まさに生きる伝説といっても過言では無いワインとして君臨しています。中世の頃ではありますが、「サン・ヴィヴァン修道院」という修道院がロマネコンティの畑を所有したことで知られています。ちなみに、リシュブールなどの高級ワインを生み出す伝説の畑はシトー派の修道院が所有しているなど、ブルゴーニュ地方のワイン造りは修道院によって進められていたということが分かります。

さて、時代は進んで18世紀頃。ワイン自体は薬としても扱われていました。当時、ヨーロッパでは安全に飲むことができる水が少なく、ワインはとても大切な水分補給の液体でした。

さらに、赤ワインの効能は昔より知られていたことからも、多くの人々がワインを健康目的で飲んでいたようです。今であれば嘘のような話しですが、毎日スプーン一杯分のロマネコンティを医師が飲んでいたという逸話も残っており、長い歴史を持ち合わせていたことが良くわかります。