ワインに合うパン メロンパン×スパークリングワイン

メロンパンがワインに合うなんて、意外ですね。
適温に冷やしたスパークリングワインに、メロンパンのスイートで厚めな皮、
あのサクサク感とよく合うそうです。また、スパークリングワインは泡が命ですので、おいしくいただくコツは「グラスを傾けて持ち、グラスの側面に雫を伝わせながら、グラスの7割くらいの高さまで、静かに注ぐのがポイント」ですよ。キリリと冷やしたスパークリングワインに、甘く優しい味のメロンパン。おいしそうですね!
他に、バターの香り豊かなブリオッシュ×スパークリングワインというコラボもオススメです。

ワインに合うパン クロワッサン×スパークリングワイン

ワインに合わせて食べるなら、お洒落に「クロワッサン×スパークリングワイン」なんて、いかがでしょうか?サクッとしたクロワッサンの食感に、しゅわしゅわした炭酸の相性は最高です! 口の中がスッキリとして、夏の夜食にぴったり。特にシャンパン、カバといった、清涼感がありながらコクもある、熟成期間の長いお酒はオススメです。

赤ワインスパークリングなら「ランブルスコ」

イタリア産「ランブルスコ」は、赤ワインでありながら半甘口が特徴のスパークリングワインです。アルコール度数も低く、ライトな口当たりのためアメリカでは、大人のコーラと呼ばれているほど。

塩辛い生ハムと半甘口の赤ワインは、正反対の組み合わせですが、産地の地域では、定番の相性として現地の人に親しまれています。また、スパークリングなので、食卓を華やかに演出できるのも魅力です。

同産地の赤ワインなら相性ピッタリ

イベリコ豚の産地として有名なスペイン産の赤ワインは、生ハムによく合います。スペインを代表するブドウ品種「テンプラニーリョ」で作られたワインは、熟成させた高級品から軽い吞み口が魅力なものまでバラエティー豊か。

生ハムのような軽食には、カジュアルな雰囲気で楽しめるリーズナブルな「テンプラニーリョ」がおすすめです。

白ワインは熟成「シャルドネ」がおすすめ

チリ産の樽熟成された「シャルドネ」は、酸味が柔らかく生ハムとの相性が良いワインです。「シャルドネ」は、特徴であるフルーティーな味わいと華やかな香りに、樽特有の香りが加わることで味わい深いワインになります。

生ハムと合わせることで、脂の甘みがより引き立ち、風味豊かに楽しむことができるワインです。スパークリングの炭酸や赤ワインの渋みが苦手な人に、おすすめの組み合わせ。

生ハム以外の前菜にも合う。口当たり軽やかスパークリングワイン

生ハム以外の前菜とも相性の良いスパークリングワイン「カヴァ」。赤と白で迷った時は、スパークリングのロゼワインがおすすめです。

淡いピンク色が可愛らしく、乾杯や食事始めに華やかさを演出できるスパークリングワインで女性にもピッタリ。生ハムはスペイン産のイベリコ豚を使用しているので、スペイン産の「カヴァ」なら産地的相性も申し分なし。

チリワインの特徴・魅力

チリは、ワイン生産量がオーストラリアに次ぐ世界7番目とれっきとしたワイン大国。
チリワインならではの特徴を挙げると、以下の4つが主な特徴となっています。

ブドウの栽培に適した自然環境。
コストパフォーマンスが高い。
チリカベと言われるほどカベルネ・ソーヴィニヨンが有名。
果実味が濃く飲みやすいワインが多い。

ブドウの栽培に適した自然環境

チリは「3Wの国」とも言われています。
「綺麗な女性が多く(Women)、天候に恵まれ(Weather)、ワインが美味しい(Wine)」これらの頭文字をとってそう呼ばれているのですが、ここでも挙げられているようにワインは美味しいのです。
しかしそこには、もう一つの”W”が深く関係しています。

天候(Weather)に恵まれているチリは実はブドウの栽培に適しているのです。
チリは、ブドウの栽培が盛んな春から夏の終わりまで雨がほとんど降らず、晴天率が高いことで有名。
さらに昼夜の寒暖差が激しく、昼は暑く、夜は夏場でもかなり涼しくなります。

実はこれらはワイン用ブドウを栽培する上では理想的な気候。
こうした気候から作られるブドウは、よく熟し素晴らしい品質となります。

コストパフォーマンスが高い

「チリワインはコスパが良い」というのは有名な話。

ワインはブドウの質=ワインの質となるため、理想的な環境で栽培される素晴らしい品質のブドウからは素晴らしい品質のワインが出来上がります。
それだけでなくチリワインは、それらがとても安い値段で販売されます。
(もちろん高付加価値の高価格帯ワインも充実しています)

これは、チリでは各ワイナリーの規模がとても大きい傾向にあり、規模の強みで効率的に低コストでワインを生産できるため。
しかもチリは他のワイン大国と比べ人件費も安いため、質が高いにも関わらず低価格でワインを販売することができるのです。

【チリ最大のワイナリー・コンチャ・イ・トロ社】

チリ最大のワイナリーであるコンチャ・イ・トロ社はとても規模が大きく、実はサンライズやフロンテラ、カッシェロ・デル・ディアブロなど日本でもかなり有名なチリワインはコンチャ・イ・トロ社が手がけているもの。
さらにコノスルも傘下にあり、高級チリワインで有名なアルマヴィーヴァも共同で手がけています。

チリカベと言われるほどカベルネ・ソーヴィニヨンが有名

「チリカベ」とは有名ブドウ品種(赤ワイン用)であるカベルネ・ソーヴィニヨンを使ったチリ産ワインのこと。
それくらいチリのカベルネ・ソーヴィニヨンワインは有名です。

チリで栽培される全ブドウ品種のうち、なんと32%がカベルネ・ソーヴィニヨンにあたり、理想的な気候で育つ同品種は、皮が厚くなることでポリフェノールが多く含まれ、色が濃く、時にジャムのような濃厚な味わいをワインにもたらします。

それ以外では、ほぼチリの固有品種といっても過言ではないカルムネール(赤ワイン)や、白ワインではソーヴィニヨン・ブランのワインが多い傾向にあります。

果実味が濃く飲みやすいワインが多い

前述のように理想的な環境で育つブドウはよく熟し、果実味が濃いフルーティーなワインを造り出します。

赤にしろ白にしろ、各品種の特性がしっかり出ており、例えば”チリカベ”なら値段以上にボディがしっかりしており、濃厚な果実味と渋みと酸味のバランスによる、カベルネらしさが如実に表れているワインが多い傾向があります。
フランスなどヨーロッパのワインを比べると、良くも悪くもですが、香り・味ともにしっかりとはっきりとしている傾向があり、飲みやすく分かりやすいことからワイン初心者の方にもおすすめです。

この飲みやすさとお値段以上の飲みごたえが、チリワインが日本でも人気を集めている理由とも言えるでしょう。

シラー(シラーズ)の産地と特徴

フランスローヌ地方やオーストラリアなどで栽培される黒ブドウ品種です。仕上がるワインは、厚みがあり、濃厚で胡椒やなめし革のような特徴的な香りが生まれます。

主要産地

フランス
ローヌ地方

ローヌ地方北部の赤ワインに使われる重要品種。

オーストラリア

一定の成功を収めこの国を代表する品種に。この国では「シラーズ」と呼ばれる。

ピノ・ノワールの産地と特徴

主にフランス・ブルゴーニュ地方やシャンパーニュ地方で栽培される黒ブドウ品種です。栽培に適した気候・土壌の条件が厳しく、世界に目を向けても限られたエリアのみで栽培されます。

栽培適地

日当たりが良くかつ水はけが良い粘土混じりの石灰質土壌を好む。
味わい 皮が薄く色彩が淡いが酸やタンニンが豊富で長期熟成にも向く。赤系の果実のニュアンスがある。

主要生産地
フランス
ブルゴーニュ地方

単一品種で作る赤ワインが非常に有名。酸とタンニンがあり、熟成するに従って妖美な魅力を放つ。

フランス
シャンパーニュ地方

主にモンターニュ・ド・ランスで栽培。通常のシャンパンにブレンドされる他、黒ブドウで作る「ブランド・ノワール」等の原料として使われる。

フランス
アルザス地方

赤ワイン用のブドウ品種として栽培される。ドイツでは「シュペートブルグンダー」と呼ばれる。

アメリカ合衆国
オレゴン州

オレゴン州では最も多く栽培される黒ブドウ。ブルゴーニュに比べ酸は少ない。
その他 ニュージーランド、チリ、オーストラリア等の一定の地域でも栽培される。

メルローの産地と特徴

赤ワイン用のぶどう品種として世界で広く栽培されています。代表的にはフランス・ボルドー地方の赤ワインに使用され、フランス国内でみても黒ブドウの栽培面積が1位の品種です。芳醇な果実味と、まろやかな口当たりが特徴です。

栽培適地

保湿性の高い粘土質の土壌を好む。湿気や寒さにも強いため、栽培適地が非常に広く、世界中で生産される。
特徴

熟成の若い段階から飲めるだけでなく、長期熟成する高級ワインにも多く使われる。

主要生産地
フランス
ボルドー地方

特に右岸の主力品種。カベルネ・ソーヴィニョンやカベルネ・フランなどとブレンドして使われる。

その他

カリフォルニア、チリ、オーストラリア、南アフリカ、日本など世界中で栽培される。多くは単一品種から作られるワインが多い。