樽熟成と瓶内熟成の違いが分かったところで、次に樽の種類による味わいの違いを見ていきます。樽は基本的にカシ材でできていますが、大きく分けてアメリカオークとヨーロッパのオークの二つの系統で分けられています。
アメリカンオークは主に北米で産出されているオークでホワイトオークとも呼ばれています。特徴としては木目が細かく、樽香、バニラ香を持つバリニン香が生成しやすいことです。
そのため、短期間の樽熟成に関してもフレンチオークよりもある程度にワインに香りをつけやすいという部分があります。また、ホワイトオークはワインはもちろんのこと、ウイスキーや焼酎に多く使われています。