ワイン樽ヨーロッパのオーク

ヨーロッパのオークで有名なのがフランスのリムザンオーク、アリエオーク、アリエオークの一種のトロンセオークです。リムザンオークは年輪の粗さがあるため空気を通しやすく、ブランデーなど熟成酸素が多量に必要な場合は好んで利用されています。

リムザンオークはタンニン含有量が多いため、ワインを熟成させる場合は新樽から1年以内に古樽へ移すのが一般的なようです。新樽を数ヶ月、古樽で数年という説明書きのあるワインがたまにありますが、こういった理由があるのです。

また、アリエオークとトロンセオークは木目が細かく、酸素の流通が緩やかです。ワインを長期熟成させるにはもってこいのオーク材とも言われており、アリエオークの上質な新樽はボルドー1級の高級ワインなどの熟成に好んで用いられています。