日本の文献によると、日本でワインが初めて登場しているのは室町時代です。
その当時の文書である「後法興院記」によると、「珍蛇(チンタ)」というお酒を飲んだという記録があります。
この、珍蛇はスペインやポルトガルから伝わったワインのことであると考えることができ、この頃からワインが嗜まれていたと考えることができるのです。
世間一般的に流通をしていくとされているのは、1549年にイエズス会の宣教師であるフランシスコ・ザビエルがキリスト教布教のために鹿児島を訪れた際、布教した地域の大名にワインを献上したことであると言われています。
そのあと、ペリーが来航したときにも日本にワインを献上したとされており、そこからワインが世間へと浸透していくのです。