テキーラは他のスピリッツと比べるとその登場は随分と遅く、18世紀半ばごろに誕生したと言われています。
テキーラといえば、サボテンから造られるといったイメージがありますが、実際の原料は竜舌蘭という植物で、 形状としてはサボテンよりも、むしろアロエに似ています。
そんなテキーラの誕生はとても運命的。
一説には、18世紀にメキシコで大きな山火事が起こり、その焼け跡に転がる竜舌蘭から、独特の甘い香りのする汁が滲んでいることに気づいた人々が、それを蒸留してお酒を造ることを思いついた、と言われています。
そんなテキーラといえば、日本では罰ゲームとしてショットで飲まれているイメージですが、世界的ロックバンド・ローリングストーンズのミックジャガーが愛飲したことでも有名なテキーラサンライズなど、カクテルの材料として使われることも多いです。