世界4大スピリッツ【ジン】

ジンは大麦、じゃがいも、ライ麦などを原料として造られる蒸留酒です。

元々はオランダで薬用酒として造られていたという歴史からも分かるように、蒸留される際にネズの実(ジュニパーベリー)や、ボタニカルと呼ばれる薬草成分を加えて造られるのが、ジンの最大の特徴となっています。
ジン独特の鋭い切れ味や口内に広がる香りは、それら薬草成分由来のものです。

ちなみに、ジンという名前の語源は前述のジュニパーベリーから。
ジュニパーベリー→ジュニエーブル→ジュネーヴァと、伝わる過程でその呼び名が変化していき、最終的には、英国風に縮めて今の呼び方になったといわれています。

さて、そんなジンの飲み方としては、やはりジントニックが一番有名ではないでしょうか。
ジンをトニックウォーターで割る簡単レシピのこのカクテルは、いまや居酒屋さんでも気軽に楽しめるものになりましたね。

トニックという言葉には「活力を与える」という意味もあるようで、薬用酒であるジンとの相性は言うまでもありません。