高級ブランデーの特徴ですが、まずは原料の産地や畑の質が異なります。後に紹介させていただきますが、コニャックやアルマニャックと言う言葉を耳にしたことがあるかと思いますが、これはフランスにあるコニャック地方とアルマニャック地方の事です。この産地であり、その中でも上質な土壌で育った原料を使用し、長年熟成されたものが高価になる傾向があります。
次に目安になるのが、等級(ランク)です。等級と言っても等級と言う意味合いではなく、熟成度を表しています。
ブランデーのボトルを見てみるとラベルにVSOPやX.O.と言う表記があるのにお気づきでしょうか?これが、等級になります。コニャックやアルマニャックは、熟成年数によって厳密に基準が定められています。両者とも基準は異なりますが、それ以外のブランデーには、この基準が当てはまりませんので注意が必要です。
スリースター→V.S.→V.S.O.P→ナポレオン→X.O.の順で熟成年数が長くなります。ただし、同じナポレオンやX.O.だとしても熟成年数は各メーカーによって異なり、その価値も変わっていきます。
高級と呼ばれるには、他にはレア度も関係してきます。上記の内容も含まれますが、貴重な原料や土壌、長期間の熟成などの理由によって作られる本数が限られてしまい、本数限定販売になったものや廃盤などのレアなブランデーは希少価値が高いので、高価買取の対象になります。
他にも、ボトルでも価値が変わって来るブランデーもあります。中にはバカラクリスタルで造られたボトルなどもあります。この様に高級ブランデーと言っても幅広いことがわかりますので、常に高価買取の定番とも言えるブランデーを紹介したいと思います。
「ヘネシー」「ルイ13世」「レミーマルタン」「カミュ」は、知名度も高いので、ブランデーと飲まない人でも1つは知っているかと思います。かなりド定番の様に思われるかもしれません。ですが、上記にも記載した通り、熟成年数やボトル、ラベル、シリーズによっても価値が変わります。安くても数万円、高価なもので数百万の値段が付く場合があります。それに加えて箱もボトルも状態が良ければそれも評価されより良い金額で買取りが出来ます。
それでは、世界で最も高価なブランデーはいくらになると思いますか?
もっとも高額なブランデーは、ヘンリー4世と言うコニャックで、そのお値段は、£1170000。日本円にするとおよそ216,450,000円になります。
思わず二度見してしまいそうな驚くべき額ですが、ボトルには金とダイヤモンドが散りばめられていてとても美しく、熟成年数も100年以上。不老不死のお酒とも噂されていて、多くの万能薬が使用されています。この様に、ブランデーは奥が深く、種類も豊富です。高級品もピンからキリまであります。