ワインはあらゆるお酒の中で、唯一と言ってよいほど樽から瓶に移した後も熟成し続けるお酒なのですが、全てが熟成して美味しくなるというものでもありません。
ワインには、そのワインが最もおいしくなる「飲み頃」と言われる時期があります。
まず、長期間保管することで熟成され味や香りが引き立ち飲み頃になるタイプのものを
「熟成タイプのワイン」と言います。
しかし、中には熟成させずに新鮮な状態で飲むことに適しているワインもあります。
こういったワインのことを「早飲みタイプのワイン」と言います。
「熟成タイプ」と「早飲みタイプ」、それぞれ飲み頃を知る事でワインをさらにおいしく飲む事ができます。
熟成タイプのワインは、一般的に高級ワインになるほど飲み頃を迎えるまでに時間がかかると言われています。
とはいっても、原料となるぶどうの品種、収穫された畑、収穫された年(ヴィンテージ)の気候、ワインの造り手など様々な要素によって変わります。
それに対して早飲みタイプのデイリーワインは、時間とともに劣化が進むので長期間の保管には向かない為、早めに飲むことに適しています。