ワイン用語 アイスワイン

アイスワイン(Ice-wine)とは、マイナス7度以下で氷結したぶどうを使ってつくられるワイン。

ぶどう果汁を絞る際、凍っているため水分が少なく、ぶどうのエキスや糖分の高い果汁を絞ることができる。そのために、甘味の強いワインとなり、デザートワインとして楽しまれている。

アイスワインは、1794年に予想外の霜に見舞われたドイツのワイナリーが、収穫せず凍ってしまったぶどうを惜しみ、試しにワインをつくったのが始まり。
現在、アイスワインはドイツとカナダで主に生産されているが、アメリカやオーストラリアなどの地域でも、少量ながら生産されている。

EUのワイン法では、アイスワインに使用するぶどうは、気温がマイナス7度を下回っているときに収穫することが定められている。こうした厳しい気象条件など、生産性の低さからアイスワインは、高級ワインとされている。