ワイン用語 ネゴシアン

ネゴシアン(Negociant)とは、酒商・仲買人を指す言葉です。
しかし、地域によって、ネゴシアンの定義が異なっているので、一言で説明することは難しいです。

ボルドーでは瓶詰めされたワインを買い付けて流通させるたり、既製のワインをブレンドさせて販売したりする、いわゆる「業者」のことを指します。

一方で、ブルゴーニュに於けるネゴシアンは、買い付けたブドウで酒造りを行います。
つまり、自ら畑を持たない人が、他人が育てたブドウを使ってワインを作る人のことを指すのです。

分かりやすいく違いを定義すると、ボルドーのネゴシアンはブドウがワインとなって瓶詰めされてからが仕事ですが、ブルゴーニュのネゴシアンはブドウを買い付けたところからが仕事という、仕事の範囲の違いになるかと思います。

「商人」と「生産者」とも言い換えれるかもしれません。