『フルボディ』とは、ワインの味わい(感触)を表現するワイン用語。
一般的に赤ワインに対して用いられる場合が多い。ほとんどの赤ワインは甘みを多く含まないため、甘口/辛口の表現の代わりに『ボディ』という 《味わいの豊かさ》 を表現する用語として使われます。
『フルボディ full-bodied』とは、英語圏では「密度の高い」という意味をもち、最も的確にイメージを表現している言葉かもしれません。日本では、“味の濃い”、“濃厚な”、“コクのある”、“重厚な”、“豊かな”、“重い”、“ふくよかな”、“肉付きのよい”..といった意味で使われています。
『フルホディ』とは、そもそも英語の「full-bodied」。
「bodied」とは「body」のことで、つまり「体」を意味し、赤ワインの風味がしばしば女性の体に例えて表現されたことからきています。
『フルボディ』は、「豊満な」、「肉付きのよい」、「グラマーな」といった、豊満でグラマラスなボディをもった美女のイメージ。「濃厚な」という味の濃さばかりを意味する訳ではなく、ふくらみのある、広がりのあるといった、口に含んだ時のワインの感触を重要視しています。