ワイン用語 石灰質土壌

石灰質土壌とは、石灰岩から構成される粘土質の少ない土壌のことです。
石灰岩とは、大昔の海底生物の死骸で形成された鉱物であるため、石灰質土壌が多い土地は太古は海底であった土地と言われています。

石灰質土壌は、保水性が高い一方で、水分が飽和すると反対に水はけが良くなる、というワイン作りに最適な土壌と言われています。
特に、ピノ・ノワールというブドウ品種がよく好む土壌して有名です。

石灰質土壌は、世界のわずか7%しかないといわれている中、フランスは国土の55%が石灰質土壌といわれています。
このことからも、フランスは歴史的な背景だけでなく、文化・土壌共にワインにとって相性のいい国であることが伺えます。