2010
若干凝縮感にかけるようですが、良質なワインとなったようです。
2009
偉大な年です。見つけたら買っておいて損は無いでしょう。どの生産者のワインも美味しく、全てのワインが1ランクアップしたような出来栄えです。村名クラスのワインは比較的早く飲み頃を迎えたようです。
2008
当初はそれほど期待されていない年でしたが、結果としては良いワインが多くできた年です。生産者による品質のばらつきが多く、葡萄の生育管理をしっかり行っている生産者が成功しました。
2007
出来の良いワインが生まれましたが早飲みタイプではなかったようです。そろそろ美味しく飲めるかもしれません。長期熟成に向く年のようです。
2006
冷涼な気候が奏功し白ワインは良い出来となりました。北の地域では、やや果実味に欠け、酸とミネラルが強いようです。
2005
傑出したヴィンテージです。見つけたら買っておいて損は無いでしょう。魅力的でバランスの取れた年で、過去20年間で最良の年のひとつです。7月にシャサーニュ村近辺が雹に襲われたものの、その他の地域はほぼ完璧な天候に恵まれました。プルミエクリュは中期熟成タイプで2012年ぐらいまでが飲み頃、グランクリュは良いものは2017年ぐらい、モンラッシェは秀逸なものは2025年ぐらいまで楽しめそうです。
2004
03年とは違い、ブルゴーニュらしい不安定な天候となった年です。8月も気温が上がらず、豪雨に見舞われました。9月以降は晴天が続いたため、収穫を遅らせて傑出したワインを作ることに成功したドメーヌもあります。
2003
夏の気温が非常に高くなり、6月〜8月にかけて深刻な熱波に襲われました。高い温度のため、葡萄は完熟してリッチで、新世界のような出来となりました。収穫は9月1日までに完了しました。最上ドメーヌのワインは、アルコール度の高い長期熟成できるものとなりました。一般的なドメーヌのものはあまり寝かせずに飲んだ方が美味しく飲めるようです。
2002
非常に良い年です。村名級でも十分に魅力的な仕上がりのワインとなりました。最高級ドメーヌのワインは素晴らしい出来栄えで、長期熟成させるべきです。
2001
柔らかく飲みやすい早飲みできるワインが出来た年です。
2000
難しい天候でした。マコネでは、7月の気温が50年間で最も低く雨も多く降りました。コート・ド・ボーヌでは、白葡萄の収穫は、赤ワイン用葡萄の後に行われました。逆にシャブリは、早めに収穫が行われるなどしました。
1999
非常に良い年です。夏の終わりから秋にかけて晴天に恵まれ、葡萄がよく熟しました。また、しっかりした酸も持ちました。早飲みにも長期熟成にも耐えるようです。
1998
良い年です。ドメーヌによっては97年よりも成功したようです。
1997
良い年です。夏が暑く葡萄がよく熟しましたが、酸がやや足りず、長期熟成向きではありません。
1996
良年だった95年を更に上回る良さです。降雨量が少なく、熟成期間が長いという非常に良好な生育条件でした。9月は記録的な気温の低さで、完璧な糖度と酸を持つ葡萄ができました。
1995
魅力的な年です。遅れた開花でしたが、8月には十分な気温上昇がありました。しかし9月の降雨で一部の葡萄が腐り、収穫率が落ち込みました。不安定な生育シーズンでしたが、結果としては貴腐的な要素も加わり、リッチで凝縮されたワインに仕上がりました。高い糖度と良い酸味を持ちます。
1994
8月後半から豪雨となり、葡萄の収穫時期の見極めがワインの出来を左右しました。
1993
一部の最上級ワインは良いワインを仕上げましたが、村名クラスのワインはあまり成功しませんでした。
1992
天候に恵まれた年です。8月の高い気温により葡萄はよく熟しました。収穫期も雨に悩まされることはありませんでした。最良ワインは今でも美味しく飲めます。
1991
天候に恵まれなかった年です。
1990
収穫量が非常に多かった年です。バランスの良い早飲みできるワインが多くできました。
1989
大成功した年です。葡萄はよく熟し、早めに摘果されました。最上級のワインは今でも楽しめます。
1988
市場で人気のある優良ヴィンテージです。豊作だったため、生産者によっては濃縮感にかける薄いワインもあるようです。最良のワインは長熟に耐えます。
1987
1986
成功したヴィンテージです。最良のワインは2000年代に入っても魅力的です。
1985
期待が大きかった年です。遅めの摘果は成功しました。期待ほどは長熟に耐えないようです。
1984
1983
9月に豪雨があったものの良い出来の年です。飲み頃は90年代後半ぐらいまでものが多かったようです。
1982
やや酸を欠き、長期熟成に向かないワインが多くなったようです。
1981
1980
1979
良い年です。早飲みタイプのものが多く、長期熟成に耐えるワインは一部の最上級のワインです。
1978
優良な年です。長期熟成に耐え、最上級のワインは2010年代でも飲み頃を維持しています。
1976
非常に良い年です。非常に暑い年でやや酸に欠ける年です。最上級のワインであれば長期熟成が可能です。
1975
避けた方がよいです。見つかればですが。
1973
品質のバラ付きが多い年です。最良のものは良い酸を持ち長期熟成に耐えます。その一方で酸がきつ過ぎるだけのバランスに欠けた貧弱なワインも多いです。
1971
70年代のなかでも超熟に耐えた年です。90年代後半まで味わいを保ちました。
1970
酸に欠ける年です。熟成10年を超えたものは生命力に欠けます。