2009
偉大な年です。見つけたら購入して損はないでしょう。
2008
天候に恵まれず病気に悩まされた年です。9月に入って好天に恵まれたものの、全体としては難しい年でした。やや酸の鋭い仕上がりとなりました。
2007
気候が不安定だった年です。9月は好天に恵まれたものの、品質のバラ付きが多い年です。
2006
気温が低めだった年です。赤よりも白の方が評価が高いようです。気温が冷涼だったこともあり畑や生産者の違いが素直に表現されました。
2005
偉大な年です。コート・ド・ボーヌ、コート・ド・ニュイ、どちらも完璧な天候に恵まれた年です。
2004
良年ですが2005年には及びません。品質のばら付きが多い年となっており、試飲かアドバイスを受けるなどした方が良いです。
2003
1893年以来最も早い収穫となった年です。コート・ドールでは、全体未聞の8月18日という早い時期に摘果が始まりました。この年は、発芽も3月中旬という早さで、開花も早くスピーディーに行われました。6月から夏の間は以上に暑く乾燥し、8月は平均気温が30度で、40度に達する事もありました。高過ぎる温度と湿度不足によって葡萄がレーズンのようになってしまう危険性がありました。酸度が危険なほど下がったため、早い収穫が必要となりました。全体としては、良質な中期熟成ようのワインが生まれました。
2002
極めて良い年で偉大な年となりました。天候は開花期に安定しなかったため収穫量が少なくなりました。夏は気温もあがり乾燥しました。8月下旬から9月上旬に雨が降ったものの、その後は完璧な気候に恵まれました。1988年以来の最小の収穫量、凝縮した果実、ソフトなタンニンと優れた酸味を備えた優良な果実となりました。
2001
天候は理想的とは言えませんでした。7月下旬までは雨が多くて湿度が高く、気温が上がりませんでした。7月、8月は気温もあがりまずまずの天候でした。9月に雨が多く、遅く摘果したドメーヌが成功しました。収穫量は多かった年で、良いワインも作られた年です。特に、コード・ド・ニュイは特別に良い出来となったようです。
2000
品質にバラ付きのある年です。6月の暖かさによって開花は成功しましたが、7月は気温があがらず雨が多くなりました。8月は好天に恵まれたものの、9月中旬の大嵐で、コート・ド・ボーヌが大きな被害を受けました。摘果が遅かったコード・ド・ニュイの赤は成功しました。
1999
傑出した年です。成熟さと精妙さにおいて90年を超えています。ブルゴーニュの赤の愛好者であれば、是非飲んでみるべきヴィンテージです。
1998
最上のドメーヌのワインは非常によくできている年です。天候の変化が大きく、生産者の力量を問われた年です。6月にはウドン粉病が発生し、7月は涼しさと38度を超える極端な暑さの間を振り子のように揺れました。8月にも熱波に襲われ、葡萄の味を焦がしました。9月になってようやく雨が降り、その後1週間の晴天の後、再び雨となりました。
1997
96年は少ないものの豊作となった年です。寒くて雨が多かった7月を除けば、良い天候に恵まれました。
1996
天候に非常に恵まれた年で、豊作となりました。申し分気候でしたが、夏の気温が十分にあがりませんでした。葡萄が生育するには十分な温度でしたが、豊富な糖度を養うには温度不足だったようです。結果として、やや硬く収斂性のあるワインとなりました。
1995
魅力的な年です。収穫量は多くはありませんが、上質な葡萄が収穫できた年です。夏は暑く、葡萄が急速に成長しました。9月前半に雨が降りましたが、後半になり回復しました。遅めに摘果したドメーヌが成功しました。
1994
あまり良い出来栄えの年ではありません。避けた方がよいです。
1993
夏は湿度が高くウドン粉病の脅威にさらされましたが、8月からは気温があがり乾燥しました。9月の第3週には強い雨が降りましたが、8月の高温と乾燥により厚くなった果皮のおかげで葡萄は守られたようです。魅力的なワインが出来た年です。
1992
8月は気温が高く、収穫が早く終わった年です。早飲みにできるワインとなりましたが、総じて凡庸な出来となったようです。
1991
天候には恵まれず、ドメーヌによってワインの品質にばらつきのある年です。DRCなどの超優良ドメーヌを除けば特筆する出来となったドメーヌは少ないようです。
1990
豊作を予想されたましたが、雨量が少なく実際の収穫量は少なかった年です。実った葡萄は成熟が進み、収穫は早めに始まりました。収穫量の少なさと暑さの影響もあり、厚い果皮、豊富な糖分を持つ凝縮した果実となりました。早飲みでも美味しく、長期熟成することもできる良いワインとなりました。
1989
9月中頃から完璧な天候に恵まれ、早めに収穫することができた年です。88年に比べるとタンニンが少ないですが、しっかりした骨格をもつワインに仕上がっています。
1988
7月〜10月にかけて暑く乾燥し、適度な雨量にも恵まれ、葡萄の生育に非常に良い天候でした。夏の暑さが、厚い果皮と熟成した果実を生みました。偉大な年と評価する専門家もいる年です。
1987
期待をされた年でしたが出来上がったワインは凡庸な出来栄えでした。
1986
葡萄の生育期の天候はそれなりに満足のいくものでした。遅めの収穫が行われた年です。実際の出来よりも過小評価されているようです。
1985
8月は暑さと日照りに加えて雹も降るなど悪天候でした。9月以降は一転して天候に恵まれました。DRCなど超優良ドメーヌのワインは秀逸な出来となっているようです。
1984
80年代で最も厳しい年のひとつです。避けた方がよいです。
1983
霜、雹、暑さ、湿気、腐敗など災害と悪天候に悩まされた年です。収穫を遅らせ、選果をしっかり行った作り手のワインは成功しました。品質のばらつきが大きい年です。
1982
収穫量が多かった年です。収穫量が多すぎ濃密さにかけるワインが見受けられます。長期熟成に耐えない可能性があるため早めに飲む方がよいです。
1981
避けた方がよいです。
1980
8月と9月の平均気温が高かった年です。10月初めの収穫前には雨が降ったせいもあり、収穫のタイミングなどによってワインの品質に差がつきました。遅い収穫のドメーヌの方が上手くいっています。品質のばらつきが多い年です。
1979
3度の雹嵐に見舞われた年です。6月の嵐はニュイ・サン・ジョルジュ、シャンポール・ミュジニィを壊滅的な状態にしました。夏以降は天候に恵まれ、雹の被害が大きく無かった地域は良いワインを生み出しました。
1978
春と夏の気温が上がらず開花が遅れました。8月の3週目から気温が上がり、9月と10月は素晴らしい天候に恵まれました。収穫量は多くありませんでしたが、非常に素晴らしいワインが生まれました。偉大な年として評価する専門家もいる年です。
1977
避けた方がよいです
1976
非常に注目をされていた年ですが、出来上がったワインはタンニンが非常に強くバランスに欠けました。
1975
避けた方がよいです。
1974
避けた方がよいです。
1973
避けた方がよいです。
1972
夏は気温が上がりませんでしたが、暖かく適度な雨に恵まれた9月に救われました。収穫量が非常に多い年でした。
1971
信頼できる良い年です。8月に雹が降り、特にコード・ド・ボーヌが被害を受けました。それ以外は天候に恵まれました。特に9月前半は素晴らしい天候でした。一流の生産者は長期熟成に耐えるワインを作る事ができた年です。
1970
凝縮感に欠ける年です。