ワインを飲むと体調子が悪くなる

ワインを飲むと、頭痛や胃痛、ぜんそくを起こしたりすく方がいます。実は、ワインなどの醸造酒には、作る過程での殺菌効果や酸化を防ぐための酸化防止剤として亜硫酸塩が配合されています。そして、そこから発生する亜硫酸ガスが、頭痛や胃痛、ぜんそくを起こすもとになっているのです。もちろん、すべての人に、このような症状が起こるわけではなく、ごくまれに亜硫酸ガスに対する感受性の強い人だけが反応してしまうことがあります。

亜硫酸ガスと聞くと体に悪いイメージを感じてしまいそうですが、ワインには抜群の健康効果があるのを知っていますか?「毎日飲んでも大丈夫?赤ワインの効果とは」で詳しく書いていますが、ワインには女性にとってはうれしい効果がいっぱいあります。

一方、ごくまれですが、アルコールに対するアレルギーを持っている人もいます。アルコールが肝臓で代謝されてできる物質が気管支粘膜の毛細血管を刺激し、ぜんそくを誘発するというもので、「アルコール誘発ぜんそく」と呼ばれています。ただし、この場合はワインだけでなく、アルコールすべてに同じ反応を示します。