マチュザレム(Mathusalem)とは、シャンパーニュ地方等で用いられるボトルサイズの1つです。
通常のワインの8本分である、6,000ml容量のボトルです。
カテゴリー: ワインの豆知識
ワイン用語 マグナムボトル
マグナムボトルとは、大きいサイズのワインボトルのことです。
一般的なワインボトルが750mlなのに対し、マグナムボトルは1500mlと倍のサイズです。
マグナムボトルよりも大きなボトルとして、5000mlを超える超大型のワインボトルもあります。
大きなサイズのワインは、ワインの量に対して空気に触れる面積が少ないため、理想的な熟成が進むといわれております。
一般的に、ものは大型サイズの方が割安になっていきますが、ワインの場合は、このような特性からボトルが大きくなればなるほど、割高な価格となることが一般的です。
ワイン用語 ホワイト・ポート
ホワイト・ポートは、その名の通り白ワインのような見た目で、白ブドウから作られるポートワインです。
甘口なレッド・ポート、トウニー・ポートと違い、辛口から甘口までがあります。
スペシャルタイプとしては、「ライト・ドライ・ホワイト・ポート」があり、低温発酵により発酵期間を長くしていることが特徴です。
ポートワインとしてはアルコール度数が低い、16.5度以上という基準が設定されています。
味わいは、比較的辛口です。
ワイン用語 ボルドーワインの格付け
1855年のパリ万国博覧会の際、皇帝ナポレオン3世は、世界中から集まる訪問客に向けて、フランスのボルドーワインの展示に格付けが必要だと考えた。 ワイン仲買人は、シャトー(ブドウ農園)の評判や市場価格に従って、ワインをランク付けした。 当時は市場価格がワインの品質に直結していたのである。 その結果が、1855年以来のボルドーワインの公式格付けとなった。
ワイン用語 ボディ
ボディ(Body)とは、ワインの味わいにおける表現のひとつで、厚みやコクなどを表す用語のこと。主に赤ワインに使用される言葉で、一般的に「ライトボディ」「ミディアムボディ」「フルボディ」の3種類に分けられている。
市販されるワインに直接ボディのレベルが表記される場合は、ワイン中の水分やアルコール、糖、酸、土壌からのミネラル成分のうち、アルコール分や不揮発性成分の含まれる割合によって表記が細分化されている。
ボディの表現方法には規定はなく、個人により、さまざまな言葉で表現されている。「フルボディ」といった場合には「濃厚であり奥行きがある」「重たい」「ふくよか」「肉付きが良い」、ライトボディは「爽やか」「軽め」「シャープ」などの意味を表すことになる。
ワイン用語 ホスト・テイスティング
ホスト・テイスティングとは、レストランでワインを注文した際、匂いと味で、注文したワインの状態を確認すること。
ホスト・テイスティングは、一般的に、お金を払う人(ホスト)が行う。ワインが劣化していないかどうかを確認するために行うので、好みに合わないなどの理由で、他のワインに変更することはできない。
ホスト・テイスティングでは、まずワインのラベルを見て、ワイン名、ヴィンデージ、ワイナリーなどが注文と合っているかを確認する。また、コルクが抜かれていないかも確認する。
次に、グラスに注がれたワインを色、香り、味の順に確認する。すべてにおいて問題が無ければ、「こちらでお願いします」、「大丈夫です」などと伝えて、終わりとなる。
ワイン用語 フレーバード・ワイン
フレーバード・ワイン(flavored wine)とは、ワインをベースに、スパイスやハーブ、果汁などを加えて作られた酒のこと。醸造後に果実や果汁、ハチミツをはじめとした各甘味料、薬草やスパイスなどを加えた独特の香りと味わいが特徴とされている。
なお、ワインの醸造中に醸造酒を加えたアルコール度数の高いワインは「フォーティファイドワイン」と呼ばれ、醸造後に香味料などを加えた「フレーバード・ワイン」とは別の分類とされている。
アロマタイズド・ワインとも言われて、混成ワインという意味を持つ。
世界的に最も知られる代表的なフレーバード・ワインには、イタリアのサングリアやフランスのデュボネ、キール、イタリアのヴェルモットなどがある。
ワイン用語 フルボディ
『フルボディ』とは、ワインの味わい(感触)を表現するワイン用語。
一般的に赤ワインに対して用いられる場合が多い。ほとんどの赤ワインは甘みを多く含まないため、甘口/辛口の表現の代わりに『ボディ』という 《味わいの豊かさ》 を表現する用語として使われます。
『フルボディ full-bodied』とは、英語圏では「密度の高い」という意味をもち、最も的確にイメージを表現している言葉かもしれません。日本では、“味の濃い”、“濃厚な”、“コクのある”、“重厚な”、“豊かな”、“重い”、“ふくよかな”、“肉付きのよい”..といった意味で使われています。
『フルホディ』とは、そもそも英語の「full-bodied」。
「bodied」とは「body」のことで、つまり「体」を意味し、赤ワインの風味がしばしば女性の体に例えて表現されたことからきています。
『フルボディ』は、「豊満な」、「肉付きのよい」、「グラマーな」といった、豊満でグラマラスなボディをもった美女のイメージ。「濃厚な」という味の濃さばかりを意味する訳ではなく、ふくらみのある、広がりのあるといった、口に含んだ時のワインの感触を重要視しています。
ワイン用語 ブルジョワ級
ブルジョワ級
クリュ・ブルジョワとは、メドック地区の格付けの一種で、1855年に作成された「メドック格付け」の1つ下のカテゴリーとして役割を担っています。
長い間、政府が認可をした格付けではありませんでしたが、2003年に正式な格付けとして認められました。
クリュ・ブルジョワの歴史
クリュ・ブルジョワの概念の歴史は古く、12世紀にボルドーがイギリス領だった時代まで遡ります。
後にボルドーがフランス領として奪還したのちに富裕層がメドック地区の優れた畑を購入し、「クリュ・ブルジョワ」が生まれました。
その後、1932年にボルドー商工会議所とジロンド県農業会議所が、その権威のもとで444つものシャトーを「クリュ・ブルジョワ」として発表をしました。
しかし、このときは省庁の認可を得た国家公式の格付けではありませんでした。
その後、戦争の影響でクリュ・ブルジョワは激減をします。
転機があったのは2000年で、農務省の省令でこれまで曖昧だった規定を詳細に定義をすることになります。
それにより、「クリュ・ブルジョワ・エクセプショネル」「クリュ・ブルジョワ・シュペリュール」「クリュ・ブルジョワ」の3つのカテゴリーに分けられ、メドック地区の全てのA.O.C.に門戸が開かれました。
既定の明確化に伴い2003年、ようやく政府が正式な格付けとして初めて発表を行います。
当時は、「クリュ・ブルジョワ・エクセプショネル」として9シャトー。「クリュ・ブルジョワ・シュペリュール」としてとして87シャトー。「クリュ・ブルジョワ」として151シャトーが認められ、計247のクリュ・ブルジョワが誕生しました。
また、メドックの格付けとは異なり、収穫年の2年後に定期的に審査が行われ、現在では243つのシャトーがクリュ・ブルジョワとして認められています。
ワイン用語 ブルゴーニュの格付け
ブルゴーニュの格付け(Bourgogne)の格付けとは、ブルゴーニュ地方の畑を細分化して、その畑から採れるぶどうでつくったワインの優劣を評価する格付けのこと。
ボルドーは生産者に対して格付けする一方、ブルゴーニュでは地方名、地区名、村名、畑名に対して格付けする。
畑にも特級畑と一級畑があり、格付けされた畑は「クリマ」と呼ばれ、特級畑は「プルミエ・グラン・クリュ」、一級畑は「プルミエ・クリュ」と呼ばれる。
ブルゴーニュ地方の格付けには6つの地区があり、プルミエ・グラン・クリュがあるのは、コート・ド・ボーヌ地区とシャブリ地区、コート・ド・ニュイ地区だけ。グランクリュがない地区もある。
また、ボジョレー地区のように独自の格付けを行う場所もある。