ワイン用語 ソムリエバッジ

ソムリエバッジとは、日本ソムリエ協会(JSA)のソムリエ資格を認定された人に配られる、ブドウを象ったバッジです。
レストランや飲食店において、このバッジの有無でソムリエか否かを判断する重要な要素となるります。

また、ソムリエだけでなく、ワインアドバイザー、ワインエキスパートも同様の形状のバッジがもらえます。

ワイン用語 ソムリエ

ソムリエ(Sommelier)とは、レストランでの仕入れや管理を担当し、客に飲み物のサービスを行うワイン専門の給仕人のこと。女性はソムリエールと呼ばれる。

フランス、イタリアでは国家資格としてのソムリエが存在する。日本では、日本ソムリエ協会(JSA)と全日本ソムリエ連盟(ANSA)が認定する民間資格がある。

ソムリエの語源は、中世ヨーロッパにおいて、王の飲食物の管理や毒味役を担っていた食事係が管理していた荷車(sommier)だと言われている。

ワインを専門に担当する給仕人が登場し始めたのは、19世紀に入ってからのことで、パリのレストランで活躍するようになった。そのころはレストランの地下貯蔵庫にあるワイン樽から瓶詰めを行う作業も、ソムリエの仕事として行われていたという。

ワイン用語 ソーテルヌ格付け

ソーテルヌ&バルサック地方の甘口ワインは、大昔から極上のワインとして海外輸出が盛んでした。
そのため、1855年に開催されたパリ万博では、ナポレオン3世の命令によってメドック地区と同じく公式の格付けが作られました。

格付けは「特級」「1級」「2級」の3段階で評価がされており、特級は「シャトー・ディケム」がたった1シャトーだけ選ばれています。
また、この格付はメドック地区と同様に更新がされない方針であり、1855年以降一度も変更がされておりません。

ワイン用語 セパージュ

セパージュ(cépage)はフランス語で「ブドウの品種」を意味します。

そのままワインに使われているブドウ品種のことを指すこともありますし、

基本的にはワインの原料に使われるブドウの品種ごとの割合を表すときに使うことが多いです。

例えば、あるミックスジュースがオレンジ40%、白桃30%、バナナ30%を原料に作られているとします。このパーセンテージ(%)がワインにおけるセパージュです。

 

ワイン用語 セカンド・ラベル

セカンド・ラベル(Second-label)とは、主にボルドー地方の格付けの高いシャトーで、看板ワインともいえるシャトー名を付けたファースト・ラベルの基準に満たなかったワイン。

ワインの品質を維持するために、ファースト・ラベルの基準は非常に高く設定してある。そのため、同じ畑でも樹齢の若いぶどうから出来たワインや、出荷の際に選ばれなかった樽で仕込まれたワインなどに別の名前をつけ、比較的安い価格で売り出したものを、セカンド・ラベルという。

セカンドラベルは、決して二流というわけではない。ぶどうの栽培からワインの醸造方法まで、ファースト・ラベルと全く同じであり、セカンド・ラベルにも厳しい基準がある。

そのため、ファーストの味わいを手ごろに楽しめるとして、人気が高い。

ワイン用語集 > スローフード

スローフード(slow food)とは、イタリアで提唱された環境や健康を害さない多様性に富んだ地域の食物、またはそれらを見直す運動のこと。

「ファストフード」の流行がマスコミで叫ばれた時代、後のスローフード協会の会長となるカルロ・ぺトリーニ氏が仲間たちと食卓を囲んでいた際に、ファストフードの脅威という問題が話題となった。そのときに、ファストフードに対して「スローフード」という言葉が生まれたとされている。

その後、1986年に北イタリア・ピエモンテ州のブラ村にて「スローフード協会」が発足した。現在では世界38カ国、132都市でおよそ10万人に上る会員数を持つ組織となった。

イタリアではスローフード運動の一環として、世界各地の食材やワイン、料理、文化的情報などを集め、味の発見を確認するための祭典「サローネ・デル・グスト」が隔年に1度、開催されている。

ドイツのスパークリングワイン

ドイツではスパークリングワインのことを「シャウムヴァイン」と呼びます。
シャウムヴァインの中でも、指定の条件を満たした高級品を「ゼクト」と呼びます。

また、弱発泡性ワインのことを真珠にちなんで「パールヴァイン」と呼びます。

フランスでのスパークリングワイン

フランスでは、スパークリングワインの総称を「ヴァン・ムスー」といいます。
ムスーは日本では「ムース」で馴染みのある言葉で泡を指します。

フランスで有名なヴァン・ムスーでは、日本では「シャンパン」でお馴染みのシャンパーニュがあります。
これは、フランスのシャンパーニュ地方で指定の製法で作られたスパークリングワインを指します。

フランスでは、シャンパーニュと同じ製法でシャンパーニュ地方以外で作られたワインのことを「クレマン」と呼びます。
「クレマン ~(地域名)」といった名前のワインは、まずスパークリングワインと考えられます。

また、弱発表性ワインのことをフランスでは「ペティヤン」と呼びます。