ワイン用語 ワインコーディネーター

ワインコーディネーターとは、ワインと食品のコーディネートを中心にアドバイスを行うことのできる民間資格のことを指します。
レストランや酒販店などワインに関わる仕事をする人のためにある資格です。

しかし、コーディネーターという言葉は単に資格を指す言葉ではなく、ワインを料理に合わせてコーディネートする人、という総称としても頻繁に用いられます。

ソムリエや、ワインアドバイザーと同義語として使われることも、よくあります。

ワイン用語 ワイン・アドヴォケイト

ワイン・アドヴォケイトとは、1978年から発行されているワイン情報誌。

ワイン・アドヴォケイトは、世界的に知られるワイン評論家ロバート・パーカー・Jr. (Robert M. Parker, Jr.)が創刊。中立な立場から行う「消費者のためのワイン評論」をモットーにしており、広告や写真を掲載していない。

ワイン・アドヴォケイト(Wine Advocate)には、ロバート・パーカー・Jr.氏が行うワイン評価「パーカーポイント(pp)」も掲載される。このパーカーポイントは、ワインの価格や生産者の評判に左右されることなく、比較的公平にワインを評価しているとして、世界中の業者や消費者の間で、ワイン選びの基準の1つとして利用されている。

パーカー氏は、1975年からワインに関する記事を書き始め、1978年にワイン情報誌「ワイン・アドヴォケイト」を発行。この情報誌の成功により、現在の地位を築いた。

ワイン用語 ワイナリー

ワイナリーとは、ワインの醸造所を指す総称です。
具体的には、ワインを生産する建物または不動産、もしくはワイン会社などワイン製造に関わる事業のことを指すこともあります。

世界ではワイナリーのことを地方独自の呼称で呼ぶ地域も存在します。
フランスのボルドー地方ではワイナリーのことをシャトーと呼び、ブルゴーニュ地方ではドメーヌと呼びます。

ワイン用語 ロマネ・コンティ

ロマネ・コンティ(Romanee Conti)は、ブルゴーニュを代表する醸造所であるDRCが造る、最高峰のワインです。
または、同時にDRCが保有する最高峰のブドウ畑のことを指します。

よく、DRCが造るワインのことを「ロマネ・コンティ」だと思われがちですが、ロマネ・コンティとは、DRCが造るワインの種類の一つです。

ブルゴーニュ地方のワインは、「生産者×畑の名前」がそのままワインの名前となります。
そのためロマネ・コンティとは、ワインの名前であり、畑の名前でもあるのです。

ワイン用語 ロバート・パーカー・Jr.

ロバート・パーカーJr.(Robert Parker Jr)は、世界で最も有名なワイン評論家です。
多くのワイン愛好家から支持される「パーカーポイント(pp)」をつけることで有名です。

ロバート・パーカーJr.は、100点満点の採点方式を採っており、この点数がワインの価格に与える影響は大きく、点数次第で相場は大きく左右されます。

価格に囚われずにワインの評価をするということで、一躍支持を集めました。
しかし、ロバート・パーカーJr.の評価がワインの絶対的な価値であるという誤解を、結果的に世間に与えてしまっているということからも、一部の人からは批判も多く出ています。

1946年アメリカ生まれのアメリカ人で、実は元弁護士だったしります。

ワイン用語 ロゼワイン

ロゼワインとは、赤ワインと白ワインの中間のワインで、ピンク色をしている。

ロゼワインは、赤ワインと白ワインを混ぜてつくるのではなく、赤ワインと白ワイン両方の製法を取り入れた数種類の方法でつくられる。そのため、中間のワインと言われている。

一般的な製法は、マセレーション法。赤ワインと同じように、ぶどうの果汁だけでなく、皮や種も一緒に発酵を行い、ほどよく色素が出て着色したら、皮や種などの固形物を取り除き、低温発酵させる。

マセレーション法のほかにも、直接圧搾法や混醸法がある。直接圧搾法は、赤ワインの原料となる黒ぶどう種を圧搾し、白ワインと同じように、絞り出された果汁のみを発酵させる。混醸法は、黒ぶどう種と白ぶどう種を混ぜて使用する。白ワインと同じように、果汁のみを発酵させる。

ロゼワイン(Vin rosé)は、製造方法だけでなく味も甘口から辛口までさまざまあり、飲み方も冷やすものから室温のものまで、多種多様である。

ワイン用語 レコルタン・マニピュラン

レコルタン・マニピュランとは、シャンパーニュ地方でぶどうの栽培から醸造、瓶詰めまでのすべてを行うシャンパンの生産者。ラベルには略して「RM」と表記されることが多い。

レコルタン・マニピュラン (Recoltant Manipulant)に対し、ぶどうの一部あるいは全部を栽培農家から購入して、シャンパンを醸造し販売する生産者をネゴシアン・マニピュランと呼ぶ。ラベルには略して「NM」と表記されることが多い。

ネゴシアン・マニピュランが所有するシャンパーニュ地方のぶどう畑は、わずか10%ほどにすぎない。しかし、生産量は総生産量の3分の2を占めている。ネゴシアン・マニピュランは、シャンパーニュ地方の主流であり、多くは大規模企業。