シュロスアップフュルング(Schloshabfullung)とは、シュロス=シャトー=醸造所の元詰ワインを指すドイツのワイン用語です。
シュロスとは、「城」を意味するドイツ語で、フランスの「シャトー」と同様にワイン生産者を指します。
投稿者: freshwine
ワイン用語 ジャンティ
ジャンティ(Gentil)とは、フランスのアルザス地方で生産される、A.O.C.の基準に適合したブレンドワイン。
以前は、同じ区画に複数の品種を栽培していることが多く、それらを一緒に収穫し、ワインをつくっていた。そのため、ジャンティは、同じ区画で栽培された複数のぶどうをブレンドしてつくったワインを指した。
現在では、品質を保つためにA.O.C.アルザスの上級ブレンド基準に適合していなければ、ジャンティを名乗ることはできない。
同地区で生産されるブレンドワインのエーデルツヴィッカーが、アルザス地方のすべての白ワイン品種を自由にブレンドできるのに対し、ジャンティは、使用できる品種やブレンド比率が定められている。また、それぞれの品種を別々に醸造してからブレンドし、瓶からの試飲を行った後、A.O.C.が認定したものしか販売できない。
ワイン用語 シャトー・ル・パン
シャトー・ル・パン(Chateau-Le-Pin)とは、ボルドー地方のワイナリーで、高品質で非常に人気の高いワインをつくり出している。
オーナーのジャック・ティエンポン氏は、1979年にポムロール台地の中心部に位置する、わずか2haの小さな畑を購入。その畑で栽培したぶどう(メルロー)を使用し、高品質で独特の風味をもつワインをつくり始めた。
ティエンポン氏は、第1発酵(マロラクティック発酵)をニューオークの発酵槽で行うという、当時としては、斬新な方法を取り入れる。
この方法は、常にワインを監視することが必要なため、生産量の少ないシャトーでしかできない。この、斬新かつ手の込んだ方法に加え、鉄分豊富な砂利質の土壌が、シャトー・ル・パンのワインに独特の風味をもたらしている。
年間およそ8000本しか生産されないシャトー・ル・パンのワインは、世界の著名な評論家から最高評価を引き出し、入手は困難を極める。
ワイン用語 シャトー
シャトー(Chateau)とは、ボルドー地方に由来するブドウを栽培してワインを造る、ワインの醸造所のことを指すフランス語です。
シャトー・マルゴー、シャトー・ムートン・ロートシルトのように用いられます。
ブルゴーニュ地方に於けるドメーヌ同じく生産者を指す意味を持っています。
少人数で組織されるドメーヌに対して、シャトーは比較的大規模な人数で組織される傾向がある。
シャトーとは、フランス語で「お城」という意味であり、お城のような立派な形をしたシャトーが多いです。
シャトーはフランス語ではありますが、世界的にもこのボルドーに習ってワイナリーの名前として用いられます。
日本においてもシャトー酒折や、シャトー・ブリヤンなどがあります。
日本においても
ワイン用語 ジェロボアム
ジェロボアムとは、シャンパーニュ地方などで用いられるボトルサイズの1つ。シャンパーニュ地方では、750mlの通常サイズのボトル「ブテイユ」をはじめ、14種類のボトルサイズが用意されている。
ジェロボアムは、通常のワイン4本分、3000mlが入るボトルとなっている。
ジェロボアムという名前の由来は、旧約聖書、北イスラエル王国の最初の王、ヤロブアム1世から付けられたと言われている。
シャンパーニュは、その泡が立つ様子から「幸せが沸き上がる」という意味にもなぞらえられるほど。縁起が良い飲み物とされており、多くの華やかな場で用意される。そのため、パーティーシーンを盛り上げる狙いもあり、数多くの大容量ボトルが用意されている。
ワイン用語 シェリーグラス
シェリーグラス(Sherry Glass)とは、スペインのフォーティファイド・ワインであるシェリーを味わう時に使用される、縦長の脚付き小型グラスのこと。
ワイングラスの中では最も小さなサイズながら、一般的なリキュールグラスよりも大きなサイズとなっており、スリムなボディが特徴。レストランなどでのディナーの際に、食前酒や食後酒を提供する際に使用されることが多い。
シェリーグラスの容量は一般的におおよそ60~75ml程度。ただし、シェリーの本場であるスペインにおいては、「コバ」と呼ばれるやや大きめなサイズのグラスが使用されている。
シェリーグラスは、他のリキュール類をはじめ、ウイスキーを楽しむときなどにも使用されることがある。
ワイン用語 サン・テミリオン格付け
メドック地区の格付けの大成功を受け、サン・テミリオンでも独自の格付けが行われています。
格付けが行われたのは、メドック地区の格付けが行われた1855年から約100年後、1954年のことです。
メドック地区の格付けとはことなり、生産者が手動となってサン・テミリオンのブランドを育てようと作りました。
10年に一度見直しされる
また、メドック地区が基本的に格付けが見直されないことに対して、サン・テミリオンの格付けは10年に1度見直される点が特徴的です。
メドック地区の格付けを見直すべきという意見も多いため、このサン・テミリオン地区の見直しルールはモデルケースとして取り上げられることもあります。
ワイン用語 サルマナザール
サルマナザール(Salmanazar)とは、シャンパーニュ地方等で用いられるボトルサイズの1つです。
通常のワインの12本分である9,000ml容量のボトルです。
ソムリエ協会認定試験でもしばしば出題されますので、正しく覚えておくことが必要です。
ワイン用語 コルク臭
ワインを飲んで、なんだか不快な臭いが気になったことはないだろうか? 原因はいろいろ考えられる。高温にさらされて変質してしまったワイン、酸素が入って風味が褪せてしまったワインなどだ。こうした異状の中でもよく見かけるのが「コルク臭」である。
ふつうのコルク栓の匂いではない、一部のコルクに含まれる物質がワインに残って起こる異臭だ。コルク栓をしたワインのおよそ20本あたりに1本でコルク臭があると言われている。「コルク臭がある」ワインは、英語でcorked(コルクト)、フランス語でbouchonee(ブショネ)と形容する。
コルク臭の原因となる物質は泥くさい「ジオスミン」などいくつかあるが、最も厄介なのはカビくさい「2,4,6-トリクロロアニソール」(TCA)だ。「10億分の1」の単位ppbで2~4程度と、ごく微量がワインに混入するだけですでに匂いが判別できる。他の物質よりかなり強力である。
ワイン用語 コリェイタ
コリェイタとは、ポートワインの中のトウニー・ポートというタイプのスペシャルタイプです。
同じ年に取れたブドウを最低85%を使い、樽熟成を最低7年熟成させる必要があります。
また、作り型だけでなく官能性に優れている必要もアリ、ラベルに収穫年、瓶詰め年月日などの細かい表示をすることが必要です。