ワイン用語 ~ドメーヌ~

元はフランス語で 区画・領域・領地を示す言葉である

一般的には自社で畑を所有して

栽培・醸造・瓶詰めを一貫して行うワインの生産者を指します。

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同義語で使われることが多いものとしては  シャトー  という言葉が挙げられる。

かつてブルゴーニュではドメーヌが最も重要といわれている時期もありました。

その理由としては

ドメーヌは小規模で行っている生産者が多く、ブドウの管理も細分化しているため
その結果、品質がとても良いといわれるからです。

デメリットとしては

その年の出来が悪い場合では
品質を保つ為に不出来なブドウをネゴシアンに売り渡し品質のいいものを残しそこから出来上がるワインが少量である為に価格の高騰がデメリットとしてあげられます。

一方
ネゴシアンは、生産者からブドウを買い付けを行い
様々なワインを取り扱うことが出来ます。
そして価格が安く販売することが出来るメリットがありますが
大量に仕入れることは個性少なさと品質の低下に繋がるとの問題もあります。

しかし、現在では

現在ではネゴシアンも自社で畑を所有しながら
有能な生産者からワインを買い取り自社で熟成を行うなどの様々な形態での販売をするなどしています。

一概に「ドメーヌもの」と「ネゴシアンもの」の良さの線引きはとても難しいものともなっています。

ワインの上級資格 シニアソムリエ シニアエキスパート

ワインの資格に関しての更に上級資格をご紹介します。

その前におさらいです。日本ソムリエ協会認定には大きく分けて3種類あります。

●ワインエキスパート

●ワインアドバイザー(今年度からソムリエへ変更)

●ソムリエ

※気になる方は是非とも過去のブログをご参照ください!詳しくはこちら→ワインの資格に関して

今回ご紹介しますのは上記の資格を取得した状態で、なおかつキャリアを積んだ人のみが取得できる上級資格。

<シニアワインエキスパート>
アドバイザー

【必須条件】
・日本ソムリエ協会認定ワインエキスパートを取得して5年以上を迎える人
・年齢は30歳以上

【試験内容】
一次試験 筆記試験 小論文 テイスティング

【合格率】
29.3% (2015年度)

<シニアソムリエ>

ソムリエ

【必須条件】
・ソムリエ及びワインアドバイザーを取得して3年以上を迎える人
・下記職歴を10年以上経験している
アルコールサービス業、アルコール飲料を取り扱うコンサルタント業、ワイン・酒類の仕入れなどに携わっている

【試験内容】
一次試験 筆記試験 テイスティング
二次試験 実技試験(サービス) 口頭試問

【合格率】
22.0% (2015年度)

今まではもう一つ、シニアアドバイザーがありましたが、今年度よりシニアソムリエに統合されます。

個人的な見解では、呼称が代わったことに関してとても衝撃的でした。
現在ソムリエという名称がワインを知らない方にも幅広く知られており、ワインの話をすると「ソムリエですか?」と声をかけられることもしばしばありました。
今後ワイン業界の方の資格取得が盛んになり、改定の初年度はそこまで伸びないと思いますが、これから多くの受験者が多くなるのではないかと睨んでいます。

もし資格を検討中の方は是非とも今年度受けてみるのもありかもしれませんね!

ちなみに全ての一次試験の筆記試験は全てマークシートです!

テイスティングで、もしも「ノー」といったら、取り替えて貰える?

フランス料理店でワインを飲むには、ワインテストの儀式をクリアしなければなりません。
それが初めてなら、ソムリエがグラスにワインをついでくれるときから、超緊張。一口飲み終わるや、すぐに「結構です」と答えるのがふつうです。
ところが、何回も経験していると、たまに「ノー」と答えてみたいような誘惑にかられます。
もともとワインテストは、そのテーブルのホストとして、ゲストに飲んでもらうワインの質を確かめるもの。色、香り、味をゆっくり吟味して、どうしても嫌だと思えば、もちろん「ノー」と答えることができます。
ソムリエも、客が「ノー」といえば、新しいワインと取り替えるのが務め。要求すれば、新しいものをもってきてくれます。
しかし、ソムリエもワインのプロ。そのプロがすすめるワインを断るのだから、きちんと理由をいうのが礼儀。この場合、にわか勉強の知識では、すぐに見抜かれてしまいます。彼女の前で恥をかくくらいなら、ソムリエに従っておいたほうが無難です。

ワイングラスはなぜクルクル回す?

フランス料理店などでは、ワインを飲むとき、グラスをクルクル回す人を見かけます。このグラス回しには、ちゃんとした意味があります。
グラスをクルクル回すと、ワインが空気と触れ合うことで酸化が進み、よりこなれた味になるのです。
ただし、このワインのグラス回し、フランスでは、高級店になればなるほど見かけることが少なくなるといいます。良質のワインなら、空気と触れ合わせる必要はなく、テイスティングのとき、ワインの色を見るために2、3回まわす程度でいいそうです。

ワイングラスの脚はなぜ長い?

ワイングラスの特徴は、脚が長いこと。グラスを持ったときの手の温度が、ワインに伝わるのを防ぐためです。
もともとワインは、ガブガブ飲むものではなく、時間をかけて色や香り、味を楽しむ飲み物。しかし、時間をかけて飲めば、10℃が飲みごろといわれる白ワインの場合、しだいに温度が上がってきます。そこで、手の温度が伝わって温度が上がるのを防ぐため、グラスの脚を長くしたのです。
したがって、ワイングラスは、親指と人差し指で脚の一番上をつまみ、小指で脚の下の台を上から押さえるのが、正しい持ち方とされています。
また、ワイングラスに、チューリップ型をしたものが多いのは、出口を小さくして、グラスの空間内にたまった香りをゆっくり楽しむためです。

シャンパーニュの雑学

シャンパーニュの瓶は、上部がホイルの様なもので巻かれています。一本一本瓶の中で発酵させるシャンパーニュ。醸造する中で滓(おり)を泡の力を使い噴射させ、取り除く行程があります。その際、どうしても一本一本の量に差が出てしまうのです。それを隠しているのがあのホイル。ただの飾りのようにも思えますが、ちゃんとした役割があるのです。

ちなみに、シャンパーニュとはフランスのシャンパーニュ地方で造られているもの。その他の地域のものはスパークリングワインと呼びます。

スクリューキャップ

オーストラリア産やニュージーランド産でよく見られるスクリューキャップ(ペットボトルのキャップの形状のもの)。その魅力は低コストだけに限りません。酸化防止はもちろん、通常はコルクを通して空気の侵入を防ぐためにボトルを横に寝かせて保存しますが、スクリューキャップだと密閉されるために立てて保存できます。

コルクにするかスクリューキャップにするかは生産者の好みです。スクリューキャップよりコルクの方が美味しそう、という概念は捨ててしまいましょう!

ワイングラスの持ち方

ワイングラスをかの昭和の大スターの如く、ブランデーグラスのように持つのは避けましょう。ワインはその品種ごとに適した温度があります。ブランデーグラスのように手のひらで持ってしまうと、せっかく適した温度で提供されたワインが温まってしまいます。指先で柄の部分を持つと、見た目もエレガントですよ。

ワインの飲む順番は

基本的には軽いものから重いものへという流れがあります。例えば、すっきりとした白からコクのある白、軽やかな赤から重みのある赤へ…。重いものを飲んだあとに軽いものを飲んでも、舌が繊細な味わいを感じ取りにくくなる為です。また、コース料理が白から赤に合うような流れになっていることも要因の一つです。

また、何を飲めばいいのかも迷うところですよね。ワインの生産国、品種、造り手の数は膨大です。把握していなくて当然です。レストランなどで何を飲めばいいかわからない時は、「この料理に合ってすっきりと飲みやすいもの」など、簡単に自分の要望を伝えつつ素直に店員さんに聞きましょう。

毎月20日はワインの日

毎月20日はワインの日だという事をご存知でしたか。今から20年以上も前、1994年に日本ソムリエ協会が制定しました。ラテン語のVinumから派生してフランス語ではワインをVinと言います。Vinと数字の20の発音が似ている事から毎月20日をワインの日としました。レストランやBARではグラスワインやボトルワインがリーズナブルに頂けたり、この日限定のワインが楽しめたり、ワインショップではワインの日にちなんで割引などの特典があったりします。それ以外に制定されている、世界のワインの日を見ていきましょう。