白ワインのぶどう品種 ミュスカ(Muscat)

世界中に多くの親戚品種があり、
マスカットファミリーとも呼ばれる。
辛口、甘口、極甘口とも、軽やかな味わいと甘みのある香りが特徴で、
早飲みタイプが多い。

ワインの特徴
蜂蜜、アプリコットの甘い香り。
酸味が甘みと調和することでスムーズな味わいに。
色調は黄色。

主な産地
◆フランス/アルザス
◆イタリア/ピエモンテのアスティ

白ワインのぶどう品種 シルヴァネール(Sylvaner)

ドイツのフランケン地方の辛口白ワインが有名。
酸味の強いワインとなることが多く、早飲みタイプが多い。
フランスのアルザスではフルボディのワインが造られる。

ワインの特徴
樽を効かせる場合が多い。
石灰、木の香り。
酸味は強めで、まったりとした味わい。
色調は透明感の強い薄い黄色。

主な産地
◆ドイツ
◆フランス/アルザス

白ワインのぶどう品種 ルーサンヌ/マルサンヌ

コート・デュ・ローヌの主要品種。
ふたつをブレンドすることにより複雑な味わいのワインとなる。
熟成にともない色調は黄色が濃くなり、ねっとりした個性的な味わいに。

ワインの特徴
ブレンドされることが多い。
ハーブティ、スパイスの香り。
しっかりとした酸味をもつ。
色調は黄色。

主な産地
◆フランス/コート・デュ・ローヌ

白ワインのぶどう品種 ゲヴュルツトラミネール(Gewurztraminer)

華やかなライチの香りで、すぐにゲヴュルツトラミネールのワインだと判別できるほどの
はっきりとした個性を持つ。
極甘口のデザートワインを除き、早飲みタイプが多い。

ワインの特徴
ライチ、パイナップルなどの甘いフルーツの香り。
酸味は少なく重めで、軽い苦みをともなう。
色調は緑がかかった黄色。

主な産地
◆フランス/アルザス
◆ドイツ

白ワインのぶどう品種 シュナン・ブラン(Chenin Blanc)

辛口から遅摘みや貴腐による甘口まであり、
辛口でも蜂蜜のような甘い花の香りとフルーツフレーバーにより、
余韻に甘みを感じる味わいとなる。
早飲みタイプが多いが、一部は熟成にともない粘性が強くなる。

ワインの特徴
黄桃、スパイス、フローラルの香り。
まったりとして尾を引く味わい。
色調は透明感の強い薄い黄色。

主な産地
◆フランス/ロワール

白ワインのぶどう品種 セミヨン(Semilon)

ボルドーのソーテルヌやグラーヴの主要品種で、
貴腐ワインの原料ブドウとしても有名。
酸味と果実味は控えめ。
辛口の場合、単体で造られることは珍しく、
ソーヴィニヨンブランとのブレンドが一般的。

ワインの特徴
メロン、イチジクの香り。
フルーティで辛口でも甘口でも思い味わい。
色調は薄い黄色。

主な産地
◆フランス/ボルドー
◆オーストラリア

白ワインのぶどう品種 ヴィオニエ(Vinognier)

コート・デュ・ローヌのほか、
世界各地でも栽培されている。
「クリスピーな」と表現される、
乾いたニュアンスのほのかな酸味をもつのも特徴。
熟成にともない色調はゴールドになり、
粘性が強くなる。

ワインの特徴
キンモクセイの華やかな香り。
やわらかくモチッとした味わい。
色調は黄色。

主な産地
◆フランス/コート・デュ・ローヌ
◆フランス/ラングドック

白ワインのぶどう品種 甲州(Koshu)

日本を代表する品種。早飲みタイプが多い。
香りや味わいが穏やかで個性に乏しいとされ、大半が甘口であったが、
近年品質が向上し多彩な辛口ワインが生まれている。

ワインの特徴
青草、メロンの香り。
軽い酸味と果実味の軽やかな味わい。
色調は透明度の強い薄い黄色。

主な産地
◆日本/山梨県甲州市勝沼

白ワインのぶどう品種 トロンテス(Torrontes)

アルゼンチン独特の白ワインの味わいを確立した主要品種。
マスカットに似たニュアンスのフルーティな香りと軽快な酸味をもち、
早飲みタイプが多い。

ワインの特徴
フルーティな香り。
時間経過ですぐに消える酸味があり、飲みやすい味わい。
色調は透明。

主な産地
◆アルゼンチン

白ワインのぶどう品種 ミュスカデ(Muscadet)

シュール・リーが行われることが多く、イーストの香りはこの製法によるもの。
フレッシュで軽やかな味わいが特徴で、早飲みタイプが多い。

ワインの特徴
イースト、グレープフルーツの香り。
軽やかな酸味と果実味をもつ。
色調は軽く緑がかった薄い黄色。

主な産地
◆フランス/ロワール