白ワインのぶどう品種 ピノ・グリ(Pinot Gris)

灰色がかったピンク色の果皮をもつグリ品種。
フランスのアルザスでは豊かなボディのワインとなり、
イタリアでは軽やかな味わいとなる。
早飲みタイプが多い。

ワインの特徴
ミネラル、スパイスの香り。
シャープな酸味があり、スムーズな口当たり。
色調は透明度の強い薄い黄色。

主な産地
◆フランス/アルザス
◆イタリア

白ワインのぶどう品種 リースリング(Riesling)

酸味と甘み、果実味のバランスが味わいの決め手となる品種。
ドイツやフランスのアルザスをはじめ、各国で辛口から極甘口タイプまで造られている。
極甘口の色調は黄色。極甘口以外は早飲みタイプが多い。

ワインの特徴
生ゴムから白い花へと変化する香りやリンゴ、レモンの香り。
からみつくような酸味と甘味、果実味をもつ。
色調は緑がかった薄いレモンイエロー。

主な産地
◆フランス/アルザス
◆ドイツ
◆オーストラリア
◆ニュージーランド

白ワインのぶどう品種 ソーヴィニヨン・ブラン(Sauvignon Blanc)

青みを帯びた香りが特徴だが、
温暖な産地では、リンゴや洋ナシの甘酸っぱい香りに、
さらに温暖になるとトロピカルフルーツの香りが出てくる。
熟成とともに色調は濃い黄色に変化し、
まったりとした味わいになる。

ワインの特徴
青草、レタス、柑橘類の皮、ハーブの香り、青っぽい酸味があり、
果実味の濃さにかかわらずすっきりとした飲み口に。
色調は透明感の強い黄色。

主な産地
◆フランス/ボルドー、ロワール
◆ニュージーランド
◆チリ
◆オーストラリア
◆アルゼンチン

白ワインのぶどう品種 シャルドネ(Chardonnay)

「白ブドウの女王」とも呼ばれ、世界中で栽培されている白ブドウの代表品種。
品種による香りはおとなしい。
熟成にともない色調は黄色に変化し、
酸味と果実味が落ち着いてもったりとした味わいになる。

ワインの特徴
樽を効かせる場合が多い。
ヨーグルト、ナッツ、バニラ、スモークの香り。
きれいな酸味を持つ肉厚な味わい。
色調はゴールド。

主な産地
◆フランス/ブルゴーニュ
◆アメリカ/カリフォルニア州
◆オーストラリア、チリ、南アフリカなど

赤ワインのぶどう品種 ピノタージュ(Grenache)

ピノ・ノワールとサンソ―を掛け合わせた、南アフリカを代表とする独自の交配品種。
ピノ・ノワールとシラーを足して2で割ったようなスムーズで力強い味わいが特徴。

ワインの特徴
イチゴと草の青さが混ざった香り。
濃厚でインパクトが強く、酸味もしっかりしているがスムーズな口当たり。
色調は濃い紫色。

主な産地
◆南アフリカ

赤ワインのぶどう品種 グルナッシュ(Grenache)

フランス南部で広く栽培されている品種。
甘味のある豊かなフルーツフレーバーを持つフルボディのワインとなる。
原産地のスペインではガルナッチャ・ティンタと呼ばれる。

ワインの特徴
赤い果実のフルーティさと畑の土を思わせる甘い香り。
やわらかい渋味を持つ濃厚な味わい。
色調は濃いルビー色。

主な産地
◆フランス/コート・デュ・ローヌ
◆スペイン

赤ワインのぶどう品種 マルベック(Malbec)

フランスと新世界で特徴が大きく異なる品種。
フランスでは別名「黒いワイン」と呼ばれ、シャープで濃厚な味わいに。
アルゼンチンなどの新世界ではフルーティで果実味豊かなワインになる。

ワインの特徴
フランス:クセの強い、たい肥の香り。
色調は黒色。
新世界:ベリージャムの甘い香り。
色調は濃い紫色。
しっかりとした酸味と独特な野性味がある。

主な産地
◆フランス/ボルドー、南西地方
◆アルゼンチン

赤ワインのぶどう品種 シラーズ(Syrah/Shiraz)

渋味はしっかりとあるが、高いアルコールのボリューム感で控えめな印象となる。
フランスのコート・デュ・ローヌに比べ、オーストラリアではより凝縮感のあるパワフルなタイプが多い。
スパイシーな香りも特徴。

ワインの特徴
土、カシス、プラムやブラックペッパーなどのスパイシーな香り。
渋味は控えめで、大地の土を思わせる味わい。
色調は黒紫色。

主な産地
◆フランス/コート・デュ・ローヌ
◆オーストラリア

赤ワインのぶどう品種 ジンファンデル(Zinfandel)

カリフォルニアを代表とする品種。
濃厚な果実味とインパクトのある味わいのパワフルな赤ワインとなる。
ロゼ仕立てのホワイトジンファンデルなど、さまざまなタイプのワインが造られている。

ワインの特徴
カシスリキュール、ブルーベリージャム、梅ジソの香り。
濃厚でジャミーな(ジャムを飲んでいるような)味わい。
色調は黒紫色。

主な産地
◆アメリカ/カリフォルニア州

赤ワインのぶどう品種 マスカット・ベーリーA(Muscat Bailey A)

新潟県のブドウ栽培家・川上善兵衛氏が、ベリー種にマスカット・ハンブルグ種を掛け合わせて作った日本独自の交配品種。
濃厚なフルーツフレーバーを持つ。

ワインの特徴
ブドウ本来のフルーティな香り。
飲み口スムーズで軽やかな味わい。
色調は赤紫色。

主な産地
◆日本