ワインってどんなお酒?

ワインは世界各国で様々な呼び方で親しまれ、ヴァン(Vin 仏)、ヴィーノ(Vino 伊)、ヴァイン(Wein 独)、ワイン(Wine 米)全て同じものを意味します。主にブドウを発酵したものを原料として造られており、ブドウの特徴により出来上がるワインも様々な特徴をもちます。

その歴史は非常に古く、古代エジプト壁画や旧約聖書にも登場しています。現在ではワインと言えばフランスをイメージされると思いますが、発祥地は中東諸国というのが現在の有力な説です。歴史の中で様々な災いに襲われ、そのたびに新しいカテゴリのワインを産み出してきました。ワイン貯蔵中のミスである再発酵からスパークリング・ワイン(発泡性ワイン)を、発酵に使う酵母の汚染からシェリーを、貯蔵中の温度上昇からマディラを造りだしました。

派生したカテゴリを含め、今では様々なワインが世界各国で造られています。世界のワインの年間生産量は2,700万キロリットル前後ですが、日本の生産量は約13万キロリットルとまだまだ1%にも満たない数値でしかありません。現在は日本のワインも品質があがり、世界的な評価の高まりとともに生産量も増えてきています。

ここ最近では、ワインバーのブームや低価格ワインにより日本での需要は高まり続けていますが、世界的な消費量は減ってきているために、「品質のワイン=売れない」ということから、低価格でも非常においしいワインが出まわるようになり、以前よりももっと気軽に楽しむことができるようになりました。
とくにチリや、オーストラリアといったニューワールドのワインは非常にコストパフォーマンスが高く、最初にワインの世界に足を踏み入れるには、とてもオススメです!