カベルネ・ソーヴィニョンの産地と特徴

フランスボルドー地方をはじめ、世界で広く生産される赤ワイン用のブドウ品種です。果皮が厚く色が濃い、濃厚な味わいと豊富なタンニンが備わったワインができるのが特徴的で、長期熟成向きの高級ワインにも多く使われます。

栽培適地 水はけの良い土壌を好む。世界で広く生産されるが、他のブドウ品種に比べ生産性が低いため高級品種として扱われる。

主要生産地
フランス
ボルドー地方 ボルドー地方を代表する品種。メルローやカベルネ・フランなどとブレンドしてワインが作られる。
その他 カリフォルニア、チリ、オーストラリアなどのいわゆるニューワールド系の生産地でも多く栽培される。これらの地域では、多くは単一品種でワインが作られる。

レストランや結婚式の披露宴などでも役立つプチマナー

その1
必要ない方もいらっしゃるかもしれないですが、これ以上ワインを注いでもらわなくて大丈夫、と思う時は、ワインを注がれそうになった時に、ワイングラスの上に手をかざすようにしましょう。これが、「もういりません」のサイン。もっと飲みたい人がいる席で、「いりません」と声に出して空気を気まずくすることのない、スマートなやり方です♪

その2
ワイングラスについた口紅は、指でぬぐって、その指をそっとナプキンでぬぐいましょう。でも、パリッと糊の効いた真っ白なナプキンに真っ赤なルージュやグロスがべったり、はちょっと考えもの。食事の席に着く前に、ティッシュで抑えておく気遣いも、大人のマナーのうちのひとつです。

マナーといっても気難しく考えたり、緊張したりする必要はありません!他の人に強要するものでもありません。その場その場において、柔軟に対応することがエレガントな大人の真髄といえます。
自分とまわりの人が気持ちよく、楽しく時間を過ごすためのツールと考えて、おいしくワインをいただきましょう♪ マナーを知っていても、理性を失ったり、酔いつぶれたりしたら台無し。適量を楽しく飲みましょう!

乾杯はグラスをぶつけないのがスマート!

ワイングラスで乾杯する時は、グラスとグラスをぶつけてつい「カチーン」と音を鳴らしてしまいがち。でも、その衝撃で割れてしまう危険性も。

高級なグラスほど繊細なので、割れてしまった時のグラスの持ち主と割った本人の衝撃も甚大なものに……。

ガツンと乾杯したい気持ちはぐっと抑えて、グラスを目の高さくらいまで掲げて「カンパイ♪」と発声するのが大人のマナーです。
もちろん家飲みや気軽な飲み会、いかにも丈夫そうなグラスで飲ませてくれるお店では、そこまで神経質にならなくてもOK!そのときの状況にあわせましょう。

注いでもらう時は、グラスは置いたままで

宴会の席や接待、ホームパーティなどでは、取引先や上司、先輩などにワインを注いでもらう場面もしばしばありますよね。
そんな時、ビールグラスや日本酒のおちょこのように、ついグラスを持って、空いた手も添えたくなるのが私たち日本人。

でも、ワインでは不要です! グラスは手に持たず、テーブルに置いたままに。
その際、相手が注ぎやすい位置にグラスを移動させる時も、グラスを持ち上げず、テーブルの上を滑らせるようにするとエレガント。

ただし、その時はタイミングに注意。注いでくれる人がボトルを傾けてすでに狙いを定めている場合は、そのままに!とくに開けたてのワインボトルやシャンパーニュのボトルは結構重く、注ぐのが難しい場合もあるので、粗相を避けるためにも注意が必要です。ソムリエに注いでもらう場合は、グラスに手を触れる必要はありません。

相手によっては、グラスを置いたまま注いでもらうのに恐縮してしまうこともありますよね。そんな時は、会話を中断して注いでくださる方に意識を向け、「ありがとうございます」とお礼を言いつつ笑顔、これでバッチリです♪

ワイングラスは脚を持ってエレガントに

ワイングラスとブランデーグラスを混同しがちですが、ワイングラスは膨らみ部分ではなく、脚を持ちます。その理由は、手の温度がワインに伝わって、味や香りが変わってしまうから。ブランデーは逆に、手で少しずつ温めて香りや味を引き出して飲むお酒なので、膨らみ部分を持つのが正解。

味の観点からだけでなく、グラスの脚を持ってワインを口に運ぶ姿はとてもエレガントに見せてくれます。ワイングラスは、女性が正しく持って口を付けた時に美しく見えるようにデザインされていることも多いのです。
その際にしっかり背筋を伸ばせば、さらにキレイに見えますよ♪ネイルなど手先のお手入れをしているとグラスを持つ手もキレイで、ますます女子力アップ!

グラスに注ぐワインの量は?

気軽な飲み会や女子会、ホームパーティでワインを楽しむ場合、自分たちでグラスにワインを注ぐことも多いもの。その際は、量に要注意!
目安はグラスの3分の1から4分の1程度。グラスを回してワインの香りを立たせるためにはそのくらいの量が適量ですし、見た目もエレガント。

「飲むペースも速いし、何度も注ぎ足すのは面倒だ!」とばかりに日本酒のように表面張力いっぱいまでグラスを満たすのは、やめておきましょう♪

ワインサーブ(わいんさーぶ)とは?

披露宴で新郎新婦がワインのボトルを持ち、招待客にワインを注ぎながらあいさつをする演出。
キャンドルサービスの代わりに行われることが多い。ワインではなく、シャンパンで行うことも。「ワインサービス」ともいう。

山梨県(勝沼)ワイナリー 丸藤葡萄酒工業(株)/ルバイヤートワイン

「ルバイヤート」のブランドで知られる明治23年創業のワイナリー。山梨県甲州市勝沼町で親子代々四代にわたり、ワインを造り続けています。早くから甲州種の辛口ワインにこだわり、ぶどう栽培から醸造まで試行錯誤を繰り返しながら精力的にワイン造りを行っています。欧州系品種の垣根式栽培にもチャレンジし、山梨県産の葡萄を中心にお食事と相性のよいワインを丁寧に醸しています。

所在地 山梨県甲州市勝沼町藤井780
電話 0553-44-0043
ホームページ http://www.rubaiyat.jp/

無休(年末年始を除く)、見学・試飲 9:00~16:30。

見学 無料
試飲 有料

山梨県(勝沼)ワイナリー メルシャン(株)/シャトー・メルシャン

日本最古の民間ワイン会社の流れをくむシャトー・メルシャンは「良いワインとはその土地の気候・風土・生産者によって育まれるブドウの個性を、素直に表現したものである」という信念のもと日本のワインでしか表現できない個性を追求しています。そしてたどりついたのが「フィネス&エレガンス」(調和のとれた上品な味わい)というスタイルです。

所在地 山梨県甲州市勝沼町下岩崎1425-1
電話 0553-44-1011
ホームページ http://www.chateaumercian.com

見学 お客様の興味にあわせて選べる3つのツアー有(有料、試飲含)、ワイン資料館・ワインギャラリーは見学無料

試飲 試飲有料

山梨県(勝沼)ワイナリー まるき葡萄酒(株)/まるきワイナリー

現存する"日本最古のワイナリー"
1877年(明治10年)、当時青年だった土屋龍憲と高野正誠は、日本人として初めてワイン醸造技術習得のためにフランスに渡りました。帰国後、本場の技術が導入された醸造所を引き継ぎ、土屋龍憲の手によって1891年(明治24年) 「マルキ葡萄酒」が設立されました。これが現存する日本最古のワイナリーまるき葡萄酒株式会社です。
ワイン造りは、常に条件の違う状況で仕込みを行うことになります。その場その時に合わせてベストの方法を選択することになります。常に一期一会です。その選択基準は「会社にとって」「自分にとって」ではなく、最優先はあくまで「ワインにとって」であると考え日々作業しています。

所在地 山梨県甲州市勝沼町下岩崎2488
電話 0553-44-1005
ホームページ http://www.marukiwine.co.jp/

見学 平日は1回:14時~、休日は3回:10時~ 12時~ 14時~ ※完全予約制
試飲 無料、一部有料(¥500)