ワインに関する資格 シニアソムリエ

シニアソムリエは、日本ソムリエ協会が認定するワインの資格制度であり、「ソムリエ」の上級資格となります。

受験のためには協会認定のソムリエやワインアドバイザーであることのほか、ソムリエおよびワインアドバイザー資格認定後3年目を迎え、さらにワインおよびアルコール飲料を提供する飲食サービス業を通算10年以上経験し、第一次試験日においても従事している必要があります。

ワインに関する資格 ソムリエ(日本ソムリエ協会)

日本ソムリエ協会が認定するソムリエは、ワインおよびアルコール飲料サービスをするうえで、必要となる基本的な知識・技術を身に付けていることを示す資格認定制度です。

受験資格は、一般の人の場合、以下の職務を通算3年以上経験し、第一次試験日においても従事している方となっています。

◆アルコール飲料を提供する飲食サービス
◆ワイン・酒類飲料の仕入れ、管理、輸出入、流通、販売、教育機関講師、酒類製造
◆アルコール飲料を取り扱うコンサルタント業務

チリ ワインの特徴

日本では安くておいしいワインといえばチリというイメージが定着しています。そんなチリワインの特徴といえば、品種の特徴がとれたバランスです。また、チリの代表的な品種といえば、やはりカベルネ・ソーヴィニヨンです。通称「チリカベ」といわれ、チリで造られる赤ワイン用品種の45%強を占めています。

カベルネ・ソーヴィニヨンは味わい深いタンニンでふくよかな果実味等、はっきりしたキャラクターとしっかりとした骨格があるため、長期熟成型ワインに向いています。

アメリカ ワインの特徴

アメリカの生産量の約90%を占め、最高のワインを生み出す地域がカリフォルニアです。特にソノマとナパ・ヴァレーには有名なワイナリーが多く、アルコール度数が高い濃縮な赤ワインや、フランスのボルドーを意識したようなワインが造られています。

ヨーロッパで施行されているような原産地制度はなく、品種主義に基づくワイン造りを行っているのが特徴です。また、オレゴン州のピノ・ノワールも有名であり、リーデルグラスからは「オレゴン・ピノノワール」という品種専用グラスが登場しました。

アメリカワインの品質の高さを世界中に知らしめたのが、1976年に行われたパリスの審判です。アメリカとフランスのワインをブラインドでテイスティングして点数をつけた結果、勝ったのはアメリカワインでした。それ以来、アメリカのワインの評価は上がり続けています。

スペイン ワインの特徴

ブドウ栽培面積では世界第一位の生産国です。リオハ赤ワインや酒精強化ワインのシェリーが有名です。また、忘れてはいけないのがスパークリングワインのCAVAです。

CAVAはリーズナブルながらもスペインワイン法で「瓶内二次発酵」を義務づけられている本格的なスパークリングワインです。日本でも人気が高く、シャンパンと遜色ない華やかさがあります。

もう1つ、スペインのワインで忘れてはいけないのがシェリーです。シェリーはアンダルシア地方で造れらる酒精強化ワイン。スペインのワイン文化はシェリーともに発展したと言っても過言ではありません。

イタリア ワインの特徴

イタリアはフランスよりもワイン造りの歴史が長く、イタリア20州中すべての場所でワインが造られています。加えて20州ごとにそれぞれ個性豊かな品種が植わっており、異なるスタイルのワインを造っています。

イタリアワインは、ヨーロッパ諸国の中ではコストパフォーマンスが非常に高く、手軽に飲めるワインを多く造っています。一方で、バローロやバルバレスコ、フランチャコルタのように、素晴らしい品質の高級ワインもあります。

イタリアは固有品種も多いので味わいの特徴を一言で伝えるのは難しく、マニアックなワインも多数存在しま

フランス ワインの特徴

ワイン=フランスのイメージですが、意外にもワインの生産量はイタリアに次いで2位です。フランスのワインは原産地呼称統制法(A.O.C.)によって土地の境界線や、使用して良いブドウなどがきちんと決められています。

また、フランスワインはアメリカやチリなど新世界のワインたちと比べて、繊細で複雑な味わいのものが多く、初心者の方だと素直に美味しいと感じにいくワインも多くあるのも特徴です。

ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュなどの高価なものが有名で、その中でも「ロマネ・コンティ」や「ペトリュス」など、かなりの高値で取引されるワインもあります。

ワインは、暗くて温度変化が少なく、湿度が高いところに保存

暗い場所で保存する

ワインは暗い場所が好きな飲み物。
日光はワインを変質させ、劣化臭を発生させる場合があります。蛍光灯の光も避けたほうがいいでしょう。

涼しくて温度変化がない場所で保存する

ワインの保存に理想的な温度は「13~15度」です。
温度の高い場所での保存は避けましょう。

湿度が高い場所で保存する

ワインの保存に理想的な湿度は「65~80%」と高めです。
湿度が低くなってコルクが乾燥してしまうと、コルクが収縮してすきまから酸素が酸素が入り、ワインの酸化が進むことがあるので注意しましょう。

振動が起こらない場所で保存する

ワインに振動を与えると変質の原因となってしまいます。
振動させないように注意しましょう。

匂い移りしない場所で保存する

ワインはコルク栓を通して外部からの匂いが移る飲み物。
よって、まわりに匂いの強いものを置かないようにしましょう。

開栓したワインの飲み頃とは?

一度開栓してしまったワインの場合、どれくらいの期間、美味しく飲むことができるのでしょうか?

開栓したワインの保管期間は、ワインの種類と、ワインがどれくらいボトルに残っているかによって違います。

「ワインが半分くらい残っていること」を想定して、ワインが美味しく飲める期間を下記にまとめました。

スパークリングワイン、軽めの白ワイン・・・1~2日

コクのある白ワイン・・・2~3日

赤ワイン・・・3~5日

ボルドーなどの高級赤ワイン、ワインが半分以上残っている場合・・・1週間
ワインは栓を開けると、ワインが空気に触れる状態となり、酸化が一気に進みます。
ワインの酸化が進めば、味わいが酸っぱくなってしまったり、香りが変わったりと、変化が起こります。

ワインの残量が少ないとボトル内の空気が多く酸化が進みやすいため、上の表より美味しく飲める期間は短くなる、と考えてくださいね。

赤ワインと一部のコクのある白ワインの場合、酸化による変化をあえて楽しむために、「デキャンタ―ジュ」という方法で酸化を早めることもありますが、一般的にはワインの酸化が進みすぎる前に飲むほうがいいでしょう。

ワインは消費期限ってある?

あなたはワインの「消費期限」をご存じですか?
実は、基本的にはワインには「消費期限」はありません!
ワインは開栓しなければ、ずっと保存しておくことができるんです。
(「消費期限」は安全に飲める期間のことで、「賞味期限」は美味しく飲める期間のことです)

ただ、ワインはとても繊細な飲み物なので、保存方法や飲み頃には気をつける必要があります。
それに、開栓後はなるべく早めに飲まないと、酸化が進んで味が落ちちゃいます。
つまり、「消費期限」はないけれど、「賞味期限」はあるということですね。