知っておきたい白ワインのぶどうの種類

まずは、知っておきたい3種類のぶどうの品種について紹介します!

【代表的な3種類のぶどう】

<シャルドネ>

ブルゴーニュ地方原産の白ワインのブドウの品種の中でも代表的な品種と言えるのがシャルドネです。
シャンパンの原料にも使われ、特にシャブリ地区のワインが有名ですよね。
他のぶどうと比べ、育てやすいことから世界中で栽培されてます。

このぶどうの特徴は特徴がないことが特徴です!
涼しい土地だと酸味が強くなり、暖かい土地だと甘みが強くなります。

<リースリング>

ドイツを代表するぶどうの品種で甘口から辛口まで味わいの幅が広いので、甘めのワインを選べばワインが苦手な人でも気軽に飲めちゃいます!
一般的には非常にしっかりとした酸味と芳醇な香りから感じられる上品さが魅力で、甘みと酸味のバランスがすばらしく爽やかな味わいが特徴的です。

<ソーヴィニヨン・ブラン>

主にフランスのボルドー地方やロワール地方などで栽培されているブドウ品種であり、現在ではニュージーランドなどでも注目度が高くなっています。

草っぽい香りと爽やかでキレのいい酸味が特徴で少しクセのある味わいです。
このぶどうから造られる白ワインはフレッシュさが持ち味なので、はやく飲んでしまった方がぶどう本来の味を楽しめます。

その他にもセミヨン、ミュスカデ、フルミント、日本だと甲州という品種があります。

お酒屋さんでのワイン選び

お酒屋さんでワインを買う場合や、カジュアルなレストランでワインに詳しい店員さんがいなかったりすると、自分で美味しいワインを選び出さなければなりません。
その時に参考にしてほしい点を、3つにまとめました。

1つめは、赤・白・ロゼ・スパークリングのどれにするかと、その日の予算を決めます。
やはりだいたいですが値段により美味しさは変わってくるので、飲みなれてない方は
1500円以上のものを選んでください。

2つめはブドウ品種です。
どんなワインになるのか参考にしてみてください。
○赤ワイン、「軽め⇔重厚」の順に…
「ピノ・ノワール⇒メルロー⇒カベルネ・ソーヴィニヨン」
○白ワインは、「軽め⇔重厚」の順に…
「シャルドネ⇒リースリング⇒ソーヴィニヨン・ブラン」
まだ他にも種類はありますが、これらの6種類を覚えておくだけで、ワインがいっそう楽しくなると思います!

3つめは、ワインの生産国です。
ワインコーナーでは、生産国別に陳列されていることが多いです。
フランスとイタリアの陣地は広いですが、この2国はワイン造りの歴史も長く、好みにもよりますが美味しくて高いものが多いです。
チリやオーストラシアや日本のワインも、その国々の特徴を持っているので、飲んだワインの国や生産地方の特徴をしっかり覚えておきましょう。

レストランでのワイン選び

せっかく予約したレストランでのデートや会食。
食事をもっと楽しく美味しくするために、ワインはとっても大切な存在です。
「でもワインリストは種類がたくさんあって分からない、選ぶのに時間もかかるし頼みづらい…」なんて思っている方も多いはず。

レストランでは、食事はもちろん、その素敵な時間を楽しむ空間、お店の方がそのお手伝いを最大限手助けしてくれます。
それなので、ワイン選びに自信がないときは、そのお店の料理とワインの味の両方を知っているお店の人に相談するのがベストです。

お席についたら、まずは食前酒を頼んで、ある程度お料理を決めましょう。
そしてワインを選ぶのですが、そこで気にしてほしいポイントが3つあります。

1つめは、どれくらい飲むかです。
注文する料理に合わせてグラスまたはボトルで頼むのか、白→赤でハーフボトルやカラフェ(375ml)など、人数やその人のペースに合わせて、だいたいでいいので決めましょう。

2つめは好みです。
赤・白・ロゼ、ワインの産地やブドウ品種など。
「軽いものがいい」や「しっかりして辛口」などざっくりした言い方でも大丈夫。
「メインのお肉にあわせたい」や苦手なタイプを伝えるのでも大丈夫です。

そして3つめは予算です。
ワインリストを見ながら、その日の希望の金額を指さして、
「このくらいの感じでお願いします」と相談するとスマートです。
どこのお店も色々な価格帯のワインがあるので、お店の方も予算の中から選んでくれます。

ワインによってどうグラスを使いわけるか

ワイングラスには、ワインの特徴に応じてふさわしい形状がいろいろあります。
まず、一般に冷やして飲むのが良いとされている白ワインの場合は、冷えているうちに飲みきれるように容量の小さいワイングラスが適しています。また空気に触れると味が変わりやすいため、注いだときの表面積が小さい方が良いためです。
反対に、常温で飲むのが良いとされている赤ワインは、空気に触れる面積が大きいほうが香りが立ちやすいことから、大きめのワイングラスが適しています。
それから、ボルドー地方のワインかブルゴーニュ地方のワインかでも、適したワイングラスの形状が異なります。

ボルドーワイン用のワイングラスは、ボウルがやや縦に長く、グラスの縁が内側にカーブしたチューリップ型になっています。 香りが少しずつ立ち、香りを逃しにくい形状になっているので、長期熟成タイプの良質なワインに適しています。 飲む時に広い幅で口に流れ込むため、舌全体で味わうようになっています。 タンニン(渋み)が強く、酸味が控えめな赤ワイン向けです。

対するブルゴーニュワイン用のワイングラスは、ボウル部分が大きくふくらんでいるバルーン型になっています。香りを逃さないように包み込むような形が特徴で、流れ込むワインの幅が狭く、甘味や苦味などを主に感じる舌の先端部分に最初にワインが触れるようになっています。 ブルゴーニュワインは酸味がやや強いため、舌の両端にある酸味を感じる部分に直接触れないようにしているわけですね。またブルゴーニュワインはボルドーワインよりもグラスに対する要求が高く、このグラスを使う事で初めて真価を発揮すると言ってもよいでしょう。

他には、スパークリング・ワイン用のワイングラスとして、縦に細長いフルート型と、口が広く底の浅いソーサー型の2種類があります。フルート型は空気に触れる面積が小さいので、炭酸ガスの発散がゆるやかで味が長持ちします。 パーティーなどの乾杯時には、少ない量で一気に飲めるソーサー型がよく使われます。

なぜワインはワイングラスで飲む必要があるのか

ワインは、目と鼻と舌で楽しむことのできる飲み物です。
ワインの『外観』『香り』『味わい』の3点を感じ取ることを、『テイスティング』と言います。
ワイングラスに注がれたワインを飲む前に、まずは色や濃淡、透明度や粘度など、ワインの外観を目でチェックします。 その時に白いテーブルか、テーブルの上に白い紙をひいてグラスを45度ぐらいに傾けてワインの色を観察するとなお良いです。 その次に、ワイングラスから立ち昇る香りを確認します。
そして最後に、ワインを口に含んで舌で転がすように味わうのです。
そこでワインがもつ香りを最大限に引き出してくれるのがワイングラスなのです。
温度は主に味に作用しますが、グラスは主に香りに作用すると言っていいでしょう。 しっかりしたグラスで飲むワインの香りは、『こんな香りがこのワインにあったのか!?』と思わせるほどすばらしいものです。
また、ワイン用のグラスは唇に当たる部分が大変薄く作られており、グラスの印象を残さないように工夫されています。

ワイングラスの形状は一口飲んだ時に、一番最初に舌のどの部分にワインが触れかということも考えて作られています。それによって、酸味を強く感じたり、渋みを感じやすくなったりします。
また、ワイングラスの持つ所は細くなっており、そこを持つことにより手の熱がワインに伝わりにくくなっています。 普通のコップですと、コップを持った時に手がワインを包み込むような形になるため手の熱がワインに伝わってしまい、ワインを美味しく飲むための温度を容易に上げてしまいます。

ワインは時間をかけてゆっくりと味わう飲み物です。 ワイン愛好家の多くは、ワインを味わう際にワイングラスが大切な意味を持つと考えています。 ワイングラスの形状によって、ワインの味の感じ取り方が微妙に変わるのです。 ワインのおいしさを充分に堪能するためには、ぜひワインの特徴に合った専用のグラスを用意したいものです、次にそれをご紹介したいと思います。

白ワインの持つ健康効果

白ワインの特徴といえば、身体を健康にすることによる美容健康効果があります。

・利尿作用、デトックス効果
白ワインに含まれる『カリウム』が、余分な老廃物や水分を外に排出する利尿作用があり、
翌日のむくみ防止やデトックス効果があります。

・健康な骨の維持
白ワインの成分はミネラルバランスがとても優良です。
特にマグネシウムとカルシウムが同じぐらい含まれており、骨を丈夫にしてくれる働きがあ
ります。

・便秘解消
腸内環境を正常にする働きを持つ『有機酸』が多く含まれており、お肌の天敵である
便秘解消にも効果的です。
腸内環境のバランスを整えることでもエイジングケアにつながり、美容健康効果があると
いえます。

白ワインしか飲めない人も、安心して健康効果を得ることができますね。

赤ワインの持つ健康効果

赤ワインの中に含まれる成分として注目を浴びたのが、『ポリフェノール』という成分。
ポリフェノールとは葡萄の果皮・種子・果汁などに含まれる、カテキン・フラボノイド・
タンニンなどの成分の総称です。
赤ワインが渋いのは、このポリフェノールが豊富に含まれているからです。
赤ワインは健康に良い事はもちろん、若々しい肌や身体の維持をする美容健康効果があります。

・心臓を守る
赤ワインに含まれる『ファイトケミカル』という物質が、善玉コレステロールを増加させ、
心臓の冠状動脈を保護する役割を果たします。

・血糖値を一定にする、脳卒中の予防
1杯の赤ワインは血栓を防ぎ、動脈内にコレステロールが溜まるのを防ぎます。
そのため、脳卒中などの発作を起こす危険性を減少してくれる効果があります。

・肌の潤いとハリの維持
葡萄の種に多く含まれる『プロアントシアニジン』は、ビタミンCの50倍の抗酸化作用
を持ち、細胞の再生には欠かせない成分といわれています。

・肌の老化を防ぐ
レスベラトロールという成分が、肌の老化などを促す『フリーラジカル』を撃退してくれる
といいます。

お酒は美容の敵!と思っている方もたくさんおられる思いますが、適度な赤ワインには素敵な美容効果があるのです。

ワインってどんなお酒?

ワインは世界各国で様々な呼び方で親しまれ、ヴァン(Vin 仏)、ヴィーノ(Vino 伊)、ヴァイン(Wein 独)、ワイン(Wine 米)全て同じものを意味します。主にブドウを発酵したものを原料として造られており、ブドウの特徴により出来上がるワインも様々な特徴をもちます。

その歴史は非常に古く、古代エジプト壁画や旧約聖書にも登場しています。現在ではワインと言えばフランスをイメージされると思いますが、発祥地は中東諸国というのが現在の有力な説です。歴史の中で様々な災いに襲われ、そのたびに新しいカテゴリのワインを産み出してきました。ワイン貯蔵中のミスである再発酵からスパークリング・ワイン(発泡性ワイン)を、発酵に使う酵母の汚染からシェリーを、貯蔵中の温度上昇からマディラを造りだしました。

派生したカテゴリを含め、今では様々なワインが世界各国で造られています。世界のワインの年間生産量は2,700万キロリットル前後ですが、日本の生産量は約13万キロリットルとまだまだ1%にも満たない数値でしかありません。現在は日本のワインも品質があがり、世界的な評価の高まりとともに生産量も増えてきています。

ここ最近では、ワインバーのブームや低価格ワインにより日本での需要は高まり続けていますが、世界的な消費量は減ってきているために、「品質のワイン=売れない」ということから、低価格でも非常においしいワインが出まわるようになり、以前よりももっと気軽に楽しむことができるようになりました。
とくにチリや、オーストラリアといったニューワールドのワインは非常にコストパフォーマンスが高く、最初にワインの世界に足を踏み入れるには、とてもオススメです!

酸化したワインの特徴

ワインは、熱が入ることで酸が破壊され、それにより一時的に飲みやすくなります。
酸化による劣化は、ワインのタイプにより影響はさまざまですが、本来のもつポテンシャルは発揮できなくなってしまいます。
細かい要素が壊れ、安いワインは単調な姿になり、高価なワインは大まかな要素だけが残ります。
例えば、ある日作って美味しかった煮物が、数日たつと味がぼやけたり冷蔵庫の臭いがついたりした感じです。

 

ブショネの見分け方

ブショネのワインとはどんな臭いがするのでしょうか。
ワインの教本などでは「カビ臭い」と書かれています。
「コルクが腐った臭い」とか「雑巾を陰干しした感じ」ともいわれますが、とにかく何ともいえない嫌な臭いがします。

そして、ブショネのワインと一口にいっても、その度合いには差があり「ほんの少しコルクっぽい臭いが気になる」程度から「こりゃ駄目だ」の段階までさまざまです。

普段からワインを飲み慣れている方なら、そのワインやコルクを嗅いだだけですぐにわかると思いますが、飲みなれていない方はブショネに気が付かず、そのまま飲んでしまうことがほとんどだそうです。
その見分け方を判断するコツをお伝えします。

①「もしかしてブショネかな?」と思ってもはっきり分からない場合は、まずグラスに注がれたワインを2分ほどそのままにしておいて下さい。
②そして、何度かグラスをまわしワインに空気を含ませます。
③その後さらに1~2分待ち、再度ワインの香りを確認して下さい。
ブショネのワインであれば、5分前よりもさらに臭いが悪化しています。
汚染されたワインは、空気に触れて時間が経てば経つほど悪臭が強くなるのです。

逆に、開栓直後に気になっていたコルクの臭いがきれいに飛び、5~10分後には全く問題なく健康な香りを発すると、そのワインは優良であったということです。
そのどちらともいえない場合は、軽度のブショネ、またはブショネでなくともワインに何らかの劣化が生じている可能性が考えられます。

ちなみに、ブショネのワインは、飲んでしまっても人体には特に害はないといわれています。